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オカヤドカリを飼ってみよう

公開日:2026/08/20 更新日:2026/08/20

オカヤドカリってどんな生き物?

学名:Coenobita sp. ※学名が不明の種は流通名での記載の場合があります。 生息地:日本-南西諸島、インド洋、太平洋沿岸域 オカヤドカリはその名のとおり陸に住むヤドカリです。 陸生のオカヤドカリは水生のヤドカリと違い、特にたくさんの海水などを必要としません。(水飲み場に少し置いておく程度でOK) 基本的には夜行性で、食性は雑食。魚の肉からフルーツ、 野菜など色々なものを食べています。 太い脚をもち、木等に登るのも得意です。愛嬌のある外見と、丈夫で飼い易い事から人気の種です。 冬季に加温することで通年飼育でき、非常に長寿であることも知られています。 ※なお、オカヤドカリは天然記念物に指定されており、勝手に捕獲する事は禁じられています。 市場に出回っている個体は国から許可を受けた業者が期間と捕獲量の制限を受けて採集されたものです。

オカヤドカリ飼育に必要な用品

🔵水槽・プラケース🔵 水槽は脱走防止のためにふた付きのものを選びましょう。 大きさは広いほど良いですが、ヤドカリの動きはゆっくりなので、個体の大きさや匹数によっては30cm程度の水槽でも大丈夫です。 《サイズ目安》 30cm水槽:親指程の大きさなら2~3匹、小指程なら4~5匹
⛱️敷き砂⛱️ 脱皮時などには砂の中に潜るので、オカヤドカリの全身が隠れるぐらいの量(個体サイズの2-3倍)の砂を敷いてあげましょう。
🐚宿替え用の貝🐚 ヤドカリは成長に合わせて次々に貝殻(宿)を替えていきます。 引越し先の貝殻が用意されていないと、貝殻の中から出てきてそのまま死んでしまうこともあるため、あらかじめ複数用意しておいてあげましょう。 貝殻は、砂に潜る際に邪魔にならないデコボコが少ないもの、自分の体がしっかり入るもの、軽過ぎずほどよい重さのあるものが好まれます。 また、オカヤドカリは自分が気に入った貝殻にしか住みません。お気に入りが見つかるように、いろいろな種類の貝殻を用意してあげましょう。
🔵餌置き場・水飲み場🔵 新鮮な水が飲めるように用意しておきましょう。スポンジに水を含ませておくと飲みやすく、ケースの中の湿度調節にも役立ちます。
🏠隠れ家🏠 オカヤドカリは、岩の窪みや物陰で休むのが大好きです。 ガジュマルや流木、 アクセサリーを色々置いてリラックスできる隠れ家を用意してあげましょう。
🌴流木・石などのアクセサリー🌴 オカヤドカリはあらゆる場所を歩いたり登ったりします。 高い場所に登ったりするのも大好きなので、立体的に動ける場所を作って楽しいレイアウトをしてあげてください。 ただ、軽いアクセサリーは移動中に動かされてしまう場合があるので、軽めの流木などを置く場合は、転がらないように固定がおすすめです。

オカヤドカリの食べ物

オカヤドカリは雑食なので基本的にどんなものでも食べます。 特に大好きなのがポップコーンです。 ほかには果物、野菜は大抵のものは食べますし、魚の切り身や海草など、夕飯の材料をちょっとだけ与えてみても良いかも。 なお、オカヤドカリはきれい好きです。エサが傷む前に片付けておきましょう。 毎日同じものを食べさせるのではなく、バランスよく色々なものを与えてあげてください。

オカヤドカリの飼育時のポイント・注意点

①飼育水は清潔に 水飲み場は、オカヤドカリの水浴び&お風呂としても使われます。 水浴びのついでに殻の中からふんを出してお掃除をすることがよくあります。 また、穴掘りや移動する際に砂が入ってしまう場合もあります。水が汚れてきたらすぐに換えてあげましょう。 ------ ②砂を洗う 食べ残し、水をこぼした跡、オカヤドカリのふんなどでだんだん砂が汚れてきます。 飼育している数などにもよりますが、2週間~1ヶ月に1度ぐらいまたは砂が汚れてきたら砂を丸ごと洗って天日干ししてあげましょう。 フンや食べ残しなどはこまめにピンセットで拾っておくと清潔さを保つことができます。 ただし、オカヤドカリが脱皮の時期に入っているときは隠れ家を移動させたり、砂をとりかえるのは控えてそっとしておいてあげましょう。水とエサ、表面に目立つゴミや汚れを取り除くだけにしておきます。 ------ ③温度・湿度の管理 オカヤドカリを飼う際に一番重要なのは、温度と湿度の管理です。 オカヤドカリがもっとも元気でいられる温度は25℃~30℃、湿度は60%以上です。温度が20℃を下回るようであれば、ヒーターや保温カバーなどで水槽内の温度を調整してあげましょう。 また、オカヤドカリは殻の中が乾燥してしまうと呼吸が出来なくなってしまいます。水のみ場で水浴びをしているのはヤドの中に水を取り入れるためです。底砂に定期的に水を散布して湿らせておくようすると良いでしょう。 ------ ④脱皮時のサポート オカヤドカリにとって、脱皮は成長のための大事業です。 飼育する上で、一番死亡事故が多いのがこの時期のトラブルで、脱皮に失敗して死んでしまう個体も少なくありません。 脱皮は一ヶ月ほどかけて行ないます。(脱皮中は触らないように注意します。) この時期には特に、水の補給や温度・湿度、に注意してください。 温度変化が少なく、暗く湿っていて、他の個体から干渉を受けない場所(石や落ち葉や砂の中)が必要です。

大切なお願い

ヤドカリの寿命は大変長く”20年以上”と言われています。 大切に育てれば、脱皮を繰り返し大きくなり、冬を越して何年も生き続け、長い間一緒にいることができます。 愛嬌のある動きで私たちを楽しませてくれる可愛いオカヤドカリたち... 気温が下がる冬場は特に注意が必要ですし、夏も温度が高くなり過ぎないように心がけましょう。