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トピックス
WOOD CHANGE|木を使う、ということ。
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WOOD CHANGE|木を使う、ということ。
WOOD CHANGE|木を使う、ということ。
公開日:2026/08/19 更新日:2026/09/14
みなさまはご存じでいらしたでしょうか。 日本の国土の約3分の2は森林。 日本は世界でも有数の森林国です。 そして、少し意外な数字があります。
日本の森林の約4割は、人の手で植え、育てられてきた「人工林」です。 戦後、木材需要の高まりを背景に全国各地で植林が進められ、スギやヒノキを中心とした人工林が広がりました。 そして今、その多くが利用できる時期を迎えています。
つまり日本には、何十年もの時間をかけて育ててきた木材資源が存在しています。 ここでひとつの疑問が。 これだけ木があるのなら、私たちの身のまわりでは、もっと国産材が使われていてもいいのではないでしょうか?
その答えは「木」と「木材」が同じではないから。 山に立っている木は、そのまま家具や道具にはなりません。 伐採し、山から運び出し、製材し、乾燥させ、用途に合わせて加工されて初めて、生活に役立つ「木材」に生まれ変わります。 かつては木材を暮らしのあらゆる場面で使ってきた日本ですが、高度経済成長期以降、安定して大量に供給できる輸入材の利用が拡大。 やがて住宅や家具など、木材を使う産業そのものが輸入材を前提とした仕組みに変わってしまいます。
結果、国産材を「必要な量、安定して供給する」ための仕組みが、十分に整っているとはいえない状況が生まれています。 つまり、国産材をもっと使っていくためには、林業だけでなく、製材、乾燥、加工、流通までを含めた仕組みそのものを育てていかなければいけません。 そして、その仕組みを育てるために欠かせないのは「国産材を使いたい」という需要。 需要が生まれることで、供給網を整備するための投資や新たな取り組みが生まれ、国産材をより活用しやすい環境につながっていきます。
「森を守る」と聞くと「むやみに木を伐らない」ことを想像するかもしれませんが、人工林においては少し事情が異なります。 木を植え、成長に合わせて間伐などの手入れを行い、十分に育った木を伐って利用する。 そして、伐った場所にはまた新しい木を植える。 つまり「植える。育てる。伐る。使う。」のサイクルを続けることで、森林を健全な状態に保ち、次の世代へとつないでいくことができます。
だから、木をつかう。 そうすることで、森を守る。 森林の循環の中に私たちの暮らしを組み込んでいくことで、森の未来を作ることができます。
とはいえ、designshopは「すべてのものを木に戻せばいい」と考えているわけではありません。 どんな素材にもそれぞれの美しさと可能性、それぞれにしかできないことがありますから。 たとえばヴェルナー・パントンの「Panton Chair」は、樹脂という素材の可能性を引き出すことで生まれた名作ですね。
大切なのは、その素材だからこそ生まれる価値・美しさを引き出すこと。 そして、木素材には手触りの良さや、温かみ、強さに加え、木目の個性や美しく経年し表情を変えていく面白さという、他素材にはない大きな魅力があります。
現在楽天市場にて、国産材利用を推進する「WOOD CHANGE」の運動の一環として、特設サイトにて木材製品特集及び木曜日限定キャンペーンを行っています。 designshopでも、家具や照明、日用品など、天然木の魅力を生かしたデザインをご紹介してきました。 国産の天然木を選ぶことは、単なる環境への配慮ではなく、「美しさ」や「暮らし方」を選ぶこと。 木だからこそ美しいもの。 木だからこそ、長く使いたくなるもの。 そんな選択が、結果として森林を守ることにもつながっていきます。