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これぞニュースタンダード! <アディダス>の薄底モデルを深堀り!

公開日:2026/03/27 更新日:2026/03/27

厚底トレンドへのカウンターとして注目!

<アディダス>の【サンバ】、【ガゼル】、【ハンドボールスペツィアル】の3足は、現在ストリートファッションの象徴として不動の人気を誇っています。 ハイテク&厚底トレンドへのカウンターとして注目される、ロープロファイルなモデルとして、最近またジワジワと人気です。 そもそもこの3モデルは、実は80年代にヨーロッパで大ブームとなりました。 そのきっかけはフットボールファンに起因します。

UKファッションの要、テラスカルチャー

テラスカルチャーのテラスとは、サッカースタジアムの立ち見席のこと。そこへ通う熱狂的なサポーター(カジュアルズと呼ばれました)の間で流行したスタイルが、めぐりめぐって今のトレンドに繋がっています。 当時のサポーターたちは、単にチームを応援するだけでなく、「相手チームのファンよりも良い服を着る」ことに情熱を注ぎました。高価なイタリアのスポーツウェアや、アディダスの珍しいスニーカーを履くことがステータスでした。そこで彼らが注目したのが今回紹介する3モデルだったのです。 ちなみにカジュアルズが好んだスニーカーを「テラス系」と呼び、ここ数年の、ローテクスニーカーのトレンドの核となっています。 それでは、それぞれのモデルの特徴をご紹介していきましょう!

●サンバ

ストリートの絶対王者。迷ったらこれ!

もはや“クラシック・アディダス”の顔とも言える【サンバ】ですが、もともとは1950年に誕生した「冬の凍ったグラウンドでサッカーをするため」のスパイクがルーツです。それが昨今で大注目を浴びたのは、ファッションモデルのベラ・ハディッドや、ブラックピンクのジェニーが着用したことがきっかけではないでしょうか? ちなみに90年代では、当時の青春映画の金字塔『トレインスポッティング』で主演のユアン・マクレガーが履いていたことでも有名で、<アディダス>の薄底スニーカーがいかにUKのファッションシーンと密接だったかがうかがい知れます。

●ガゼル(ガッツレー)

音楽とカルチャーをまとうならコレ!

【ガゼル】は1960年代に誕生した、多目的トレーニングシューズの先駆者。<アディダス>初のスエードシューズとしても知られています。 このシューズは多くの有名人に愛されました。特に、スーパーモデルのケイト・モスが愛用していた話は有名。またマイケル・ジャクソンもダンスのトレーニング時やオフショットで履いている写真が多数残されています。他にもオアシスのノエル・ギャラガー、ジャミロクワイ。ビースティーボーイズの3人などなど、とにかく90年代は【ガッツレー(当時はこう呼ばれていました笑)】が大人気! まさに90年代のファッションアイコン的なスニーカーです。

●ハンドボールスペツィアル

知る人ぞ知る、次世代のスタンダード!

【サンバ】や【ガゼル】が“誰もが知る王道”なら、【ハンドボールスペツィアル】は“知る人ぞ知る通(ツウ)な一足”です。こちらはその名の通り、プロのハンドボール選手のためのシューズとして1979年に誕生しました。 ハンドボールは非常に激しいスポーツで、このモデルはそんなハードな運動に耐えられるように設計されています。他のモデルよりも厚いソール、吸盤のようなデザインの強力なグリップ。そんなプロ仕様のハイスペックさは名前にも表れていますね。(スペツィアルはドイツ語でスペシャルの意)

テラス系は無骨でストーリー性たっぷり!

数年前まで主流だったダッドシューズや、ハイテク系の厚底ランニングシューズへのカウンターとして「シンプルで、歴史背景があって、どんな服にも合う」の薄底シューズが再評価されるようになったのは最近のこと。 特に【サンバ】の再ブーム以降、この「薄底」という言葉は、お洒落な大人のスニーカー選びにおけるキーワードになっています。さらに、上述のテラスカルチャーの男らしさや無骨さが加わって、カッコいい印象が高まっているようです。 この春、スニーカーを選ぶ際は「テラス系」に注視してみてはいかがでしょうか?

:豆知識:

豆知識: ちなみに、当時のサポーターたちが高い服やスニーカーを身に着けていたのは、「小ぎれいでお洒落に見せることで、警察の監視(フーリガン対策)を潜り抜けるため」という、ちょっとワルな裏事情もあったりします。こうしたウンチクも、ファッションの楽しさのひとつですよね(笑)