ようこそ 楽天市場へ

夜泣き対策の落とし穴

公開日:2026/01/05 更新日:2026/01/05

夜泣き対策の落とし穴

ネットなどで検索して、寝かしつけのルーティンなど考えられる対策は全てやっているのに、何か月も夜泣きが続き、藁にもすがる気持ちで相談してこられる方がいらっしゃいます。話を伺っていると、ママの睡眠時間は5時間を切る人も少なくなく、疲労困憊で育児だけでなく、日常生活にも支障を来していて本当に心配になります。 なぜ夜泣き対策をしても上手く行かないのか、夜泣きの悪循環が続く理由について、どんな落とし穴があるのかについて一緒に考えてみましょう。 1.大人と赤ちゃんの眠りの違い 赤ちゃんのひどい泣き。いろいろ調べて試しているのに、ちっとも上手く行かない。それどころか、どんどんひどくなっていき、ほとほと困っている方がいます。なぜこんな状況に陥ってしまうのでしょう。 夜泣きを相談されるママやパパは、赤ちゃん第一で自分たちの睡眠や生活を犠牲にして、夜泣き対策を行っています。赤ちゃんに過度な夜泣きが見られたとしても、ほとんどは健康や発達に影響しないことが報告されています。一方で、ママやパパは、睡眠不足により心身の健康を害してしまっている方がいます。夜泣きをする赤ちゃんよりもママやパパのことが心配です。 夜泣き対策では、大人と赤ちゃんの眠りの違いを理解しておくことが重要です。これを知らないと、赤ちゃんが眠ろうとするのを妨げ、夜泣きをひどくしてしまうかもしれません。親子共に良く眠れるように、まずは大人と赤ちゃんの眠りの違いを知ることから始めましょう。
・レム睡眠(浅い眠り)とは:体は休んでいますが脳は活発に活動していて、記憶や感情の整理に関わっていると言われています。まぶたの下で目がぐるぐる動いていたり、寝言を言ったり、笑ったりすることがあります。眠れないと誤解し寝かしつけようとすると、逆に目を覚まし、寝つきにくくなります。 ・ノンレム睡眠(深い眠り)とは:脳が休んでいてこの時に記憶が定着すると言われています。筋肉は適度に緊張し、寝返りなどが見られます。また成長ホルモンが分泌され、体の回復や修復がなされます。ノンレム睡眠は、眠りの深さに応じて第1(まどろみ)~第4(熟睡)段階に分けられます。 2.赤ちゃんを眠りに誘うためのポイント 夜泣き対策が上手くいかないときは、以下のことを試してみてください。 1)泣いても数分はそっと見守る 直ぐに抱いたり、授乳したりしないで、少し離れてそっと見守りましょう。ぐずったり、ちょっと泣いたりするかもしれませんが、浅い眠りであっても昼間に体験したことを整理している大事な時間です。赤ちゃんの健やかな成長を願って、まず数分でも良いのでそっと見守ってください。 2)朝寝、昼寝、夕寝 赤ちゃんは、脳の発達や疲労回復、成長ホルモンの分泌促進、生活リズムを整えるために、小さいうちは朝寝、昼寝、夕寝を必要とします。朝寝だけ、昼寝しかしないなど個人差もありますので、心配しないでください。新しい体験をしたり、イベントがあったりすると疲れます。お昼間に十分な睡眠がとれないと夜泣きに繋がることがあるので、赤ちゃんが疲れていると思ったら早めに休ませるようにしましょう。 3)添い寝と添い乳 産後早期、ママの体力がまだ回復していないときは、添い寝や添い乳も効果的かもしれません。しかし長く続けていると寝るのに添い寝や添い乳が必要だと学習してしまう可能性があります。赤ちゃんが良く眠れるようになるためには添い寝や添い乳は早めに卒業すると良いかもしれません。また、添い乳を続けていると乳首を傷つけ、痛いだけでなく乳腺炎を起こすかもしれません。もし赤ちゃんの安心(口唇欲)を満たす必要があれば、おしゃぶりで代替できます。赤ちゃんが寝ついたら、おしゃぶりはそっと外してください。
4)寝かしつけのルーティン 夜泣きの悪循環には、寝かしつけのルーティンの複雑さが影響していることがあります。ネットでもよく紹介されているものを足していくと、自然と数が多くなってしまう可能性があります。例えば、お風呂→スキンケア→授乳・ミルク→絵本⇒子守歌→ハグ→ベッド・布団に寝かせる。赤ちゃんもママも忙しくなっていないでしょうか。 寝かしつけのルーティンは、シンプルかつ一貫性が保たれていることが重要です。まずは良い睡眠をとるために親がストレスを感じていないか、リラックスできているかを考えてみてほしいと思います。ルーティンを少し減らし、その時間をパパやママのリラックスタイムに変えることで、赤ちゃんの寝つきが良くなることがあります。ママやパパの力が入りすぎると赤ちゃんも緊張して、寝付きにくいかもしれません。 4)抱っこよりもベッド・布団で眠らせる 抱っこでないと赤ちゃんは眠れないと思っている人が多いようです。しかし、東京科学大学チームの研究で、「抱っこされたまま眠っている赤ちゃんよりも、ベッドに置かれて眠っている赤ちゃんの方が深い眠りに入っている」ことが報告されています。赤ちゃんが眠そうな様子を見せたら、抱っこで寝かしつけず、早めにベッドやお布団に休ませてみてはいかがでしょう。

まとめ

赤ちゃんの夜泣きが続くときには、ネットで検索してルーティンを増やすのではなく、赤ちゃんの眠りの特徴を踏まえた対策になっているか振り返り、見直してみましょう。最も大事なことは、パパやママ自身が良質な睡眠をとることが必要です。そうすることで、ママやパパに余裕が生まれ、赤ちゃんに落ち着いて対応することができます。ママやパパが不安を抱えながら、必死に夜泣き対策をしていると、共感力が高い赤ちゃんにすぐに伝わってしまいます。赤ちゃんの睡眠の特徴を踏まえた対策をすることで、赤ちゃんの夜泣きが減り、睡眠時間が長くなっていきます。何もしないで見守るのは辛いかもしれませんが、まずは数分から始めてください。赤ちゃんの眠る力とともに、親の対応力も高まっていきます。
更新日09/13(09/06〜09/12集計)