パキラの水やりは「乾燥気味」が基本ですが、
春夏と秋冬で水やりの頻度は変わります。
【春夏の水やり】
手で土を触り、水分を感じなくなったら水やりのタイミングです。
鉢の表面だけでなく、鉢の中央部分までしっかり乾いていることを確認してから、たっぷりと与えてください。
【秋冬の水やり】
手で土を触って水分を感じなくなり、
鉢の中央部分まで乾いた状態になってから、さらに1週間ほど空けて水やりをします。
パキラは肥大した株元に多くの水分を蓄える性質があり、根が張っている鉢底付近までしっかり乾かしてから水やりすることがポイントです。そのため、毎日土の状態を気にしなくても問題ありません。例えば、平日は仕事でお世話ができなくても、土日に少し様子を見てあげる程度で十分です。
パキラは水やりを控えめにするくらいの感覚でも、元気に育ちます。
【水やりの量とタイミング】
春夏は、土を触って手に水分がつかない状態、また根の周りの土まで乾いていることを確認してから、鉢底から水が流れるまでたっぷり与えましょう。
秋からは徐々に水やりの回数を減らし、冬は土が完全に乾いてから1週間後を目安に水やりします。
冬の水やりは、気温が上がる暖かい時間帯に行うのがポイントです。
夕方以降や気温が下がった時間帯の水やりは、根傷みの原因になるため注意してください。
もし水やりのタイミングに迷った場合は、水やりチェッカーを使うと失敗しにくくなります。
パキラを元気に育てるためには、置き場所と日当たりも重要なポイントです。
理想的なのは、室内のレースカーテン越しに入るやわらかい光。
観葉植物は基本的に明るい場所を好みますが、パキラの葉は薄くやわらかいため、真夏の強い日差しでは室内の窓越しであっても葉焼けを起こすことがあります。
そのため、日当たりの良い窓際に置く場合は、夏場はレースカーテンで光を和らげたり、窓から少し距離を取って管理するのがおすすめです。
一方で、日差しがほとんど入らない暗い場所に置いていると、枝葉がひょろひょろと伸びる徒長が起こり、樹形のバランスが崩れてしまうため注意が必要です。
実際に筆者も、日光の入らない場所で育てていたところ、徒長して幹が細くなってしまった経験があります。
しかし、以下のような工夫をすることで回復させることができました。
【日が当たる時間が限られている場合】
→ 1〜2時間でも直射日光に当てる
【平日は忙しくて管理できない場合】
→ 休日だけ数時間、明るい場所へ移動する
どうしても日陰になりがちなお部屋で育てている方は、まずは数時間だけでも日光に当てることを意識してみてください。
それだけでも、パキラの生育は大きく変わりますよ!
パキラの剪定に適した時期は、4〜7月です。
徒長して形が崩れてきたときや、大きく育ちすぎた場合は、
好みの高さで剪定して樹形を整えましょう。
剪定のポイントは、別の葉や芽が伸びているすぐ上で切ること。
そうすることで、新しい枝が出やすくなります。
パキラを剪定せずに育て続けると、枝葉が増えすぎて鉢が倒れやすくなったり、土の栄養が分散して新芽が出にくくなったり、葉が小さくなる原因になります。
剪定量の目安は、全体の7割程度を残すこと。
このくらいであれば、多少切りすぎても生育に大きな影響はありません。
初めて剪定する場合は、全体の3割ほどをすくようなイメージで行うと安心です。
また、内側に向かって伸びている枝葉も一緒に剪定しましょう。
風通しが良くなり、病害虫の予防にもつながります。
剪定の際は、切れ味が良く、清潔なハサミを使用してください。
切り口をきれいにすることで、植物への負担を減らすことができます。
パキラの肥料は、植え付け時に緩効性肥料を土に混ぜ込んでおけば十分です。ゆっくりと長期間効くため、日常的に頻繁な施肥は必要ありません。
もし植え付け時に肥料を入れていない場合は、
4〜10月の生育期に、緩効性の置き肥を与えます。
【置き肥】3か月に1回程度
一方、冬はパキラの生育がゆるやかになる時期です。
この時期に肥料を与えると、根傷みの原因になることがあります。
そのため、冬の肥料やりは控えましょう。
パキラは寒さに弱い植物なので、最低10℃以上をキープして育てます。冬は外には出さずに、暖かい室内での管理がポイント。
10℃よりも低い温度に当たり続けると、葉が黒くなる「寒さ焼け」を引き起こします。屋外で育ている場合、秋から冬にかけて枯れる恐れがあるので屋内に取り込みましょう。
室内であっても冬の窓際は屋外と変わらないほど冷え込むので、注意が必要です。冬は窓際から離して、(50cm程度でもOK)明るい部屋の中央に移動させましょう。
また、暖房の風が直接当たると急激な乾燥によって葉が傷む可能性があります。そのため、冬は暖房の当たらない窓から離れた明るい場所に置いてください。
もし冬に1~3日間旅行や帰省などでおうちを空ける場合は、タイマーで暖房を付けておくと安心です。気温が下がる夕方から夜の数時間、部屋を暖めるだけでも寒さによる傷みは少なくなります。
そのため冬は、窓から50cm程度離した位置を目安に、
明るさを確保できる部屋の中央寄りへ移動させましょう。
さらに注意したいのが、暖房の風が直接当たる場所です。
エバーフレッシュは乾燥に弱く、
暖房風による急激な乾燥で葉が傷んだり、葉落ちの原因になることがあります。
冬は、暖房の風を避けつつ、明るさを確保できる場所が理想的です。
もし冬に1〜3日ほど旅行や帰省などで家を空ける場合は、
暖房をタイマー設定しておくと安心です。
特に気温が下がりやすい夕方〜夜の数時間だけ室温を保つだけでも、
寒さによるダメージを大きく減らすことができます。
【置き場所】
パキラは寒さに強くない植物なので、特に冬場は適切な管理が大切です。必ず室内で育て、冷気を避ける環境を整えましょう。
窓際は外気温に近い低温になることが多いため、窓から30cm以上離して設置することをおすすめします。
冷え込みによるトラブルを防ぐには?
冷たい空気や水やり直後の土の冷えは、根を傷める原因になります。
これにより株が弱るリスクが高まるため、冷気が直接当たらない部屋の中央や暖房が行き届く場所に置くのが理想的です。
また、長時間家を空ける際には、暖房タイマーを夕方ごろにセットして室温を保つ工夫をすると安心です。
【冬の水やり頻度と肥料の注意点】
冬のパキラの水やり頻度は、土の表面がしっかり乾いてから2〜3日後に行いましょう。
また、冬になると成長が緩やかになるため、肥料は一切必要ありません。
水を与える時間帯は、気温が比較的安定している午前中から昼過ぎが適しています。冷えた時間帯での水やりは避けてください。
【葉水で乾燥対策を】
空気が乾燥すると、パキラは葉を落としやすくなります。
水やりの際には、葉にも霧吹きで水をかける「葉水」を取り入れることで、葉の潤いを保ち、見た目にもイキイキとした状態を維持できます。