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アンティーク紫陽花に魅せられて

公開日:2026/06/06 更新日:2026/06/15

私がアンティーク紫陽花に魅せられた理由

私にとってのアンティーク紫陽花は、お洒落なヨーロッパそのもの。 「アンティーク紫陽花(秋色紫陽花)」には、ずっと憧れがありました。 かれこれ27年前になりますが、アンティーク色へと変化した紫陽花に心を奪われたのは、ヨーロッパ出張でオランダを訪れた時のことです。 当時の日本では、アンティークカラーの紫陽花を見かける機会はほとんどありませんでした。西洋アジサイ自体も、まだ珍しい存在だったように思います。 そんな私の目に飛び込んできたのが、街角のフラワースタンドに並ぶアンティーク色へと変化した美しい紫陽花たちでした。 ピンクやブルーの花が、時を重ねることでシェイドがかったグリーンや深みのある色合いへと変化していく――。 フラワースタンドに並ぶその姿は幻想的で、まるで映画のワンシーンの中に入り込んだような情景でした。 当時のオランダでは、両手に抱えきれないほどの花束も2000円ほどで購入できました。 日本との花文化の違いに驚きながら、出張中に滞在していたホテルの部屋へ腕いっぱいの花を持ち帰り、毎日眺めて楽しんでいました。 花瓶がなかったので、ホテルの方がキッチンからステンレスのズンドウ鍋を貸してくださり、それを花器代わりにして飾ったことも今では懐かしい思い出です。 取引先のオランダ人女性のオフィスにも、アンティーク紫陽花がさりげなく飾られていました。 決して派手ではないのに、その空間はとても洗練されていて、 「花ひとつで、こんなにも暮らしの雰囲気が変わるのか」 と深く感動したことを今でも覚えています。 だから私にとってアンティーク紫陽花は、ただの紫陽花ではありません。 ヨーロッパの暮らしや花文化への憧れ、そのものだったのだと思います。
日本の蒸し暑い夏では、アンティークカラーになる前に花が傷んでしまうこともあります。ですが、母の日に合わせて早めに咲いた紫陽花は、その後ゆっくりと花色を変えながら、美しいアンティークカラーへと移ろっていきます。 咲き始めの華やかな美しさ。そして時を重ねることで生まれる、深みのあるアンティークカラー。 一鉢で二度楽しめるのも、この紫陽花ならではの魅力です。 ちょうど今、ハッピーガーデンの温室でも、そんな秋色へと変化し始めた紫陽花たちが並んでいます。 27年前に私がオランダで心を奪われた景色を、皆さまにも楽しんでいただけたら嬉しく思います。 どうか、この特別な美しさをお楽しみください。

苔玉 Antique Hydrangea

手まり手まり 桃 秋色紫陽花

伊予獅子手毬 秋色紫陽花

ひな祭り 桃花 アンティーク紫陽花

寿 Antique Hydrangea

時を超えて愛される紫陽花の美しさ

紫陽花の切り戻しについて
「アンティーク紫陽花」は直訳すると少し伝わりにくいので、 海外では次のような表現が使われます。 Antique Hydrangea (アンティーク紫陽花) ただし園芸の世界では、 Vintage Hydrangea (ヴィンテージカラーの紫陽花) Aged Hydrangea Blooms (時を重ねて色づいた紫陽花) Autumn-Toned Hydrangea(秋色紫陽花) という表現もよく使われます。
🌸紫陽花の切り戻しについて 紫陽花は花が終わった後に「切り戻し」をしてあげることで、株の形を整え、翌年も美しい花を楽しむことができます。 🌸切り戻しのタイミング 花が色あせ始めた頃から、遅くとも7月中下旬頃までに行うのがおすすめです。 紫陽花は夏以降に翌年咲く花芽を作り始めます。そのため、切り戻しが遅くなると花芽まで切ってしまい、翌年花が咲かなくなることがあります。 🌸切り戻しのポイント 一番大切なのは、今年伸びた枝を残すことです。 今年伸びた枝は緑色で柔らかく、昨年以前の枝は木化して白っぽい茶色になっています。 深く剪定しすぎて今年伸びた枝まで切ってしまうと、翌年花が咲かなくなることがありますのでご注意ください。 🌸切り戻しの方法 咲き終わった花のすぐ下にある、元気な葉を2〜3節残して切ります。 また、大きくなりすぎた枝や込み合った枝は、株元近くから間引くように剪定すると風通しが良くなります。 🌸アンティークカラーを楽しむ場合 秋色紫陽花やアンティークカラーへの変化を楽しみたい場合は、すぐに切らず、花色の移り変わりを楽しんでから切り戻しても大丈夫です。 ただし翌年の花付きを優先する場合は、遅くとも7月中には剪定を終えるようにしましょう。 🌸切り戻し後のお手入れ 切り戻し後は水切れに注意しながら管理してください。 真夏の強い直射日光を避け、風通しの良い場所で育てることで株への負担を減らすことができます。 適切な時期に切り戻しを行うことで、翌年もたくさんの花を楽しむことができます。