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ドレスをクリーニングに出さないでください〜おうちでできる正しいお手入れ方法〜

公開日:2025/05/22 更新日:2026/10/04

【最初にお伝えしたい大切なこと】

ドレスや和服をクリーニングに出すことはおすすめできません。 たとえ洗濯表示に「ドライクリーニング可」と書かれていても、実際にはクリーニングによるトラブルが多発しています。 ・コサージュ・ビジューの破損 ・スパンコールの剥がれ ・熱処理による生地の傷みや縮み ・レース部分の色移り、変色 ・洗浄やプレスによる型崩れ 中でも、輸入ドレスやデリケートな装飾を施した商品は、国内の一般的なクリーニング店では対応しきれないケースが多く、 「大切なドレスを台無しにしてしまった」「借りたドレスを壊してしまった」というお声も少なくありません。 このような悲しいトラブルを避けるため、ドレスはご家庭でのお手入れを推奨しています。

ドレスをグッと長持ちさせるためのケア方法

■洗濯表示をチェックしよう お洗濯前には、タグの表示を確認するのが基本です。 「水の入った桶マーク」にバツがついていれば家庭洗濯不可、数字があれば洗濯機OK、手マークがあれば手洗い限定です。 多くのドレスは手洗い表示となっており、洗濯機の使用は避けた方が無難です。

素材別の特徴とお手入れのコツ

▶ ポリエステル・コットン 丈夫な素材ですが、装飾がある場合は手洗いが基本です。 ・中性洗剤+ぬるま湯で押し洗い ・タオルで水気を取り、陰干し ・洗濯機を使うなら「ドレス/デリケートモード」+ネット使用 ▶ シルク 非常に繊細な素材で、水や摩擦に弱く、家庭洗濯ではリスクがあります。 ・どうしても家庭で洗うなら、シルク専用洗剤+軽い手洗い ・タオルドライ後、陰干し(脱水NG) ・可能であれば専門店での相談をおすすめ ▶ サテン 摩擦で光沢が失われやすく、取り扱いには注意が必要です。 ・短時間の手洗いが基本 ・押し洗い+タオルドライで自然乾燥 ・洗濯機を使う場合は弱水流+単独洗い、脱水は10秒以内 ▶ チュール・レース 破れやすいため、最も慎重な扱いが必要です。 ・単品でやさしく押し洗い ・しっかりすすいだあと、タオルで包んで平干し ・つけ置き・こすり洗いは厳禁

スパンコール・ビジュー付きドレスは要注意

特にスパンコール・ビジューなどがあしらわれているドレスは、取扱いに最大限の注意が必要です。 たとえ洗濯表示に「ドライクリーニング可」と記載があっても、クリーニングには出さないでください。 なぜなら、ドライクリーニングで使用される溶剤によって、 ・スパンコールが変形・剥離する ・ラメが剥がれる ・ビジューが取れる ・接着剤が溶けて装飾が脱落する といったトラブルが多数報告されているからです。 また、溶剤によってレース部分に色移りが発生することもあります。 表示上問題がないように見えても、素材や装飾の実態と合っていない場合があるため、クリーニング表示はあくまで目安とし、実際のお手入れは慎重に行ってください。 このような装飾付きのアイテムは、必ずご家庭でやさしく手洗いすることを強くおすすめします。

正しい洗剤の選び方

洗剤選びは、ドレスケアの第一歩です。素材や装飾に適した洗剤を選ぶことで、色落ちや傷みを最小限に抑えることができます。 ● 中性洗剤 シルク、レース、チュール、ビジュー付きなどのデリケートな素材に適したやさしい洗剤です。色柄物にも安心で、押し洗いや手洗いに最適です。 ● 弱アルカリ性洗剤 綿や麻など、比較的丈夫な素材向け。洗浄力は高い反面、色落ちや繊維へのダメージが出やすく、ドレスには基本的に不向きです。特に繰り返しの使用で白っぽくなったり、風合いが失われることがあります。

手洗いの流れとポイント

▶ 準備:洗う前にやっておくこと ・リボンやコサージュなど取り外し可能な装飾は外す ・ファスナーやボタンを閉じて形崩れを防止 ・ドレスは裏返す ・シミや汚れは、中性洗剤を含ませたブラシでやさしくたたくように処理 ▶ 洗い方:ぬるま湯でやさしく押し洗い ・30℃程度のぬるま湯に中性洗剤を溶かす ・やさしく押し洗い(つけ置きやこすり洗いはNG) ・色落ち・色移り防止のため、単独で洗う ▶ すすぎと脱水 ・洗剤が残らないようにしっかりすすぐ ・脱水機は使わず、タオルで軽く水気を取る ・綿素材の場合、15〜30秒の短時間脱水は可 ▶ 干し方 ・陰干しで自然乾燥(直射日光と乾燥機はNG) ・ポリエステルなど乾きやすい素材は、タオルドライだけで十分な場合も

シワを防ぐ・整える方法

▶ 脱水しないほうがきれいに仕上がる ・タオルで包んで水気を取る ・綿素材の場合は、15〜30秒程度の短時間脱水も可 ・ポリエステルなどは自然乾燥がベスト ▶ アイロン・スチーマーの使い方 ・アイロンを使うときは必ず当て布を使う ・チュール・レースには直接当てない ・スチームは「浮かせて」使うとふんわり仕上がる ・ドライヤー+霧吹きでのしわ伸ばしも有効

保管方法もしっかりと

▶ ハンガー収納+不織布カバー ・ドレスは型崩れを防ぐため、肩幅の広いハンガーに ・保管時は通気性の良い布カバーを使用(ビニールカバーはNG) ▶ 湿気・直射日光に注意 ・クローゼットには乾燥剤を ・ビジュー付きドレスは装飾面を外側にして引っかかり防止

クリーニングより自分の手でやさしくケアを

ドレスの美しさを長く保つカギは、正しいケアを自宅で行うことにあります。 「一度しか着られなかった」ではなく、 「何度でも着せたくなるくらい、きれいに保てたね」と言えるように。 素材に合った洗い方と保管方法を心がけ、 大切な一着を、特別な日のたびに美しく着られるようにしていきましょう。
更新日:10/08(10/01〜10/07集計)
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