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卵子の力を支えるミトコンドリア ― 妊娠を望む女性が知っておきたいこと

公開日:2026/04/13 更新日:2026/04/13
妊娠を考えるとき、「卵子の質」という言葉を耳にすることが増えます。 卵子の質が妊娠するために重要だからです。 では、その“質”を左右するものは何でしょうか。 近年注目されているのが、細胞の中にある ミトコンドリア という存在です。 ミトコンドリアはからだの器官の名前で、細胞一つひとつに存在し、からだを動かすエネルギーをつくる“発電所”のような役割を持っています。 このミトコンドリアが、 卵子の状態、つまり卵子の質にも深く関わっていることが分かってきました。

卵子にはミトコンドリアがたくさん存在する

卵子はからだの中で最も大きな細胞で、直径は約100マイクロメートルあります。 その内部には、エネルギーをつくるミトコンドリアが 10万個以上 含まれていると言われています。 一般的な細胞が数百〜数千個なので、卵子は桁違いの量を持っているといえますが、なぜこれほど多いでしょうか。 それは、卵子は【排卵 → 受精 → 細胞分裂 → 胚の成長】という、とてつもなくエネルギーを必要とするプロセスを担うからです。 つまり、ミトコンドリアが元気であるほど、卵子が本来の力を発揮し、妊娠しやすい状態になる、ということになります。

卵子の質とミトコンドリアの関係

卵子の質が低下すると、受精しにくい、細胞分裂がうまく進まない、胚の成長が途中で止まりやすいなどの問題が起こりやすくなります。 その背景には、ミトコンドリアのエネルギー不足が関わっていると考えられています。 さらに、卵子は生まれたときから数が決まっており、新しく作られません。 そのため、卵子の中にあるミトコンドリアも年齢とともにダメージを受け、数が減る・働きが弱くなる、という変化が起こります。 これが「卵子の質の低下」と深く関係しているのです。

ミトコンドリアを元気にする生活習慣

卵子を妊娠しやすい状態にする、つまり、卵子の質を上げる、キープするためには、ミトコンドリアが元気に働くことが大切ですが、それではどうしたらいいのでしょうか。 実は、ミトコンドリアは“鍛えられる”細胞です。今日からできることも多くあります。 ■軽い運動を続ける ウォーキングやストレッチはミトコンドリアの働きを活性化します。 ■質の良い睡眠をとる 睡眠不足はミトコンドリアの働きを低下させます。 ■からだを冷やさない 血流が悪いとエネルギー産生が落ちるため、温活は効果的です。 ■抗酸化を意識した食事 ミトコンドリアは酸化ストレスに弱いため、ビタミンC・E、ポリフェノールなどが役立ちます。

ミトコンドリアをサポートする成分

今、ミトコンドリアを元気にする方法のひとつとして注目されているのが、コエンザイムQ10(CoQ10) です。 CoQ10はミトコンドリアがエネルギーをつくる際に欠かせない成分で、年齢とともに体内の量が減少します。 そのため、妊娠を望む女性の間では、 「ミトコンドリアをサポートするためにCoQ10を取り入れる」 という考え方が広がっています。 卵子の質は一朝一夕で変わるものではありませんが、ミトコンドリアを整えることは、未来のためにできる確かな一歩です。 年齢に負けない、元気な卵子でいるために、ミトコンドリアを意識していきましょう。