ようこそ 楽天市場へ

「Th1細胞」と「Th2細胞」

公開日:2025/12/18 更新日:2025/12/18
ざっくり言うと、「Th1細胞」と「Th2細胞」は白血球を構成する細胞の一つです。
血液は、赤血球、白血球、血小板の細胞成分(血球ともいう)と、血しょう(プラズマ)と呼ばれる液体部分から成り立っていて、その内の「白血球」が免疫システムを担っています。 白血球を構成する細胞は、下↓のように大きく3種類に分かれます。
そしてこのように動きます。
ここで登場した「Th1細胞」「Th2細胞」ですが、実はこの2つが非常に重要なのです。 改めて説明すると、リンパ球チームの司令塔であるヘルパーT細胞が ● 侵入してきた病原体が細菌やウィルスの場合は、Th1細胞に ● 病原体が花粉、ダニ、カビなどの場合は、Th2細胞 に変身します。つまり Th1細胞・・・ウイルス・細菌・細胞担当(細胞性免疫) Th2細胞・・・花粉・ダニ・ホコリ・アレルゲン物質担当(液性免疫) と、役割が決まっているのです。
このようにTh1とTh2は、担当こそ違えど同じヘルパーT細胞を母とする、いわば兄弟。でも、お互いあまり仲が良くありません(政党の派閥のようなものでしょうか・・・) 普段はなんとか、お互いバランス(Th1/Th2バランス)を保ち、免疫反応をコントロールしていますが、なんらかのきっかけで、この2つの力の均衡、つまりバランスが崩れると、からだに悪影響が及びます。 もしTh1細胞の働きが過剰に強くなると、ウイルスやがん細胞の排除に使う力を自らの組織や細胞に対して使ってしまい、自己免疫疾患となってしまいます。 逆にTh2細胞が強すぎると、本来ならば寄生虫排除に使う力を、花粉やダニ、食物に含まれるそれほど強くないアレルゲンに対しても使ってしまうため、花粉症やアトピー性皮膚炎を引き起こします。 Th1とTh2のいい具合のバランスが、とっても大切なのですね。 ※バランスといっても「1対1」が良い、という訳ではなく、また絶対値でもありません。 なお、着床しやすい子宮のTh1/Th2のバランスについては、こちらでご紹介しています。ぜひお読みください。