おりものは膣を守るために分泌される正常な生理現象です。
量や状態は、女性ホルモン・排卵周期・年齢・体調で変化します。
◆正常なおりものの特徴
・色:透明~乳白色
・におい:ほとんど無臭か、わずかに酸っぱい
・量:下着に少し付く程度〜排卵期に増える
・粘度:排卵期は伸びがよくサラッと/月経前はやや粘り気
・痒み・痛み:なし
・その他:排卵期、興奮時、妊娠初期には増えることがある
◆おりものの異常状態(病的おりもの)
・色が変わる:黄・緑・灰色・茶色・血が混じる
・においが強い:生臭い・魚のようなにおい・悪臭
・量の急増
・かゆみ・ヒリヒリ・痛みを伴う
・泡状・塊状(ポロポロ)になる
◆異常なおりものから考えられる主な病気
① 白くてポロポロ・かゆみが強い
▶ カンジダ膣炎(真菌感染)
白いカッテージチーズ状
激しいかゆみ
酸っぱいにおい
抗生剤使用後、ストレス、免疫低下で起こりやすい
② 灰色・生臭い(魚臭い)・サラサラ
▶ 細菌性膣症(BV:Bacterial Vaginosis)
灰色〜薄黄色
特徴的な魚臭
かゆみは弱いことが多い
膣内乳酸菌の減少が大きな原因で、再発しやすいのが特徴
③ 黄緑色・泡状・強いにおい
▶ トリコモナス膣炎(性感染症)
黄緑色で泡立つ
強いにおい
かゆみ、痛み
性交渉でうつるタイプ
④ 黄色~黄緑・膿のよう・痛みを伴う
▶ クラミジア感染症(性感染症)
水っぽい or 粘りのある黄色
下腹部痛・性交痛
無症状も多く気づかないことがある
放置すると不妊の原因に
⑤ 不正出血が混じる・茶色
▶ 子宮頸がん・子宮体がん・ポリープ・炎症
ピンク~茶色(古い血)
生理以外の出血が続く場合は注意
強い痛みがある場合も
⑥ 悪臭・膿のよう・発熱を伴うことも
▶ 骨盤内炎症性疾患(PID)
上行感染による強い炎症
発熱・下腹部痛
重症化すると不妊のリスク
◆ 異常を感じた時の受診の目安
次の症状がある場合は、早めに婦人科へ行きましょう。
・悪臭が強い
・色が緑・灰色に変わった
・かゆみ・痛みが強い
・出血が混ざる
・急に量が増えた
・性行為後に症状が出る/パートナーにも症状がある
・発熱や下腹部痛が伴う
おかしいなと思ったら、ぜひ迷わず早めに婦人科へ。放っておくと不妊や早産のリスクが高まることもありますから。