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もっと知りたいTEMPERATEのこと#25

公開日:2025/11/02 更新日:2025/11/02
※このJOURNALはTEMPERATEオフィシャルサイトで更新されている物から抜粋しています。以前の記事をお読みになりたい方はぜひオフィシャルサイトをチェックしてみてください。 「完成までに約2年!待望のヒールコレクションが誕生しました」 前回、前々回にもお知らせしたとおりですが、TEMPEATE春のトピックスのひとつが、ヒールコレクションが発表されたこと。 こだわりにこだわって、完成までに約2年を要してしまいましたが、その甲斐あって、納得のデザインにすることができました。 【美しいPVCパンプスまでの困難な道のり】 これまでも、多くのリクエストがあったヒールデザイン。仕事柄ヒールがマストの方や、雨に濡れた地面に、なるべく足を着地させたくないという方の声を反映したいと、かねてから思っていました。 ですが、予想以上に道のりは困難。 というのは、TEMPERATEの基本コンセプト「美しいフォルムであること」を貫くためのシューズの鋳型づくりが、なかなかうまくいかなかったのです。 【まるでたい焼き⁈PVCシューズのできるまで】 よく見ると、PVCシューズにはどこかに繋ぎ目のようなラインが入っています。 これは、シューズを製作する際に必ず出るもので、実はシューズではなく“鋳型”の繋ぎ目の跡。 TEMPERATEに限らず、インジェクションシューズというものは、鋳型に液状のPVCを流し込み、成形してつくられます。そして成形されたシューズを取り出すために、鋳型自体が分かれる仕組みになっているのです(たい焼きをつくる機械をイメージするとわかりやすいかもしれません)。 だから鋳型の接合部分の跡が、どうしてもシューズに残るのです(いわば、たい焼きの羽の部分)。シューズのタイプによって繋ぎ目の位置は変わるのですが、通常ヒールタイプとなると、構造的に鋳型は左右に分かれるものに。
というのは、ヒールがある場合、安定感を高めるために、土踏まずの部分にシャンクを、ヒールの中にビスを入れなくてはなりません。 TEMPERATEでは、シャンクとビスが一体化した樹脂製のパーツを、液状のPVCを流し込む前の鋳型にセットします。そうすることで完全防水機能を損なうことなく、安定感のあるPVCのヒールパンプスを実現することが可能に。 となると、鋳型が左右に分かれたほうが、工程としてはスムーズなんです。ただし、それだと鋳型の跡がシューズに対して縦に、つまりシューズの顔でもある甲の中心に、線が入ってしまうことに。
さまざまな工夫を経てようやく満足できるデザインに TEMPERATEでは、それがどうしても許せなかった……。 ほかのバレリーナタイプのように、跡が目立たないパンプスになる鋳型ができないかと、思案したのです。 デザインを工夫したり、こだわりを叶えてくれる新しい工房を探したり…… 紆余曲折の末、これだ!と思うオリジナルの鋳型ができるまでに、約2年の月日がかかってしまいました。 そうして誕生したのが、バレリーナデザインのMONAとメリージェーンデザインのCANNONです。 どちらも雨の日に履いても安心な、3.5㎝の太ヒール。ひと言でパンプスタイプといっても、単にヒールをくっつけているわけではなく、完成までにはいろいろな困難を乗り越えているのです。 「正直、何度もあきらめかけた」とデザイナーがいうほどの、TEMPERATE渾身の作!その履き心地を、ぜひ体感してみてください。
更新日:09/28(09/21〜09/27集計)