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喪中はがきに書く「享年」「行年」とは? 意味と使い分け方をわかりやすく解説

公開日:2025/10/08 更新日:2025/10/08

■喪中はがきに書く「享年」「行年」とは?

喪中はがきを作るときに、「享年(きょうねん)」「行年(ぎょうねん)」という言葉を目にして、どちらを使えばいいのか迷ったことはありませんか? どちらも亡くなった方の年齢を表す言葉ですが、使う場面や意味に少し違いがあります。 この記事では、喪中はがきに書くときの「享年」「行年」の正しい使い方や、「数え年」と「満年齢」どちらで書くのがよいのかを、やさしく解説します。 *宗派や菩提寺に方針によって異なる場合がありますので、迷った場合は菩提寺などにご確認ください。

■「享年(きょうねん)」とは?

「享年」とは、亡くなられた方の亡くなった時の年齢を表す言葉です。 「享」という字には「いただく」という意味があり、「天から授かった年月を享(う)けた」という敬意がこめられています。 例:享年八十歳、享年七十二歳

■「行年(ぎょうねん)」との違い

一方、「行年」は仏教の言葉で、自分や身内に対して使うのが本来の使い方です。 「この世での行(おこない)を終えた年齢」という意味があり、少し謙譲のニュアンスを含んでいます。 享年:故人への敬意を表す 行年:身内・自分の家族に対して使う

■数え年と満年齢、どちらが正しい?

「享年」はもともと数え年(生まれた年を1歳とし、正月を迎えるごとに1歳加える数え方)で表すのが伝統的です。 ただし最近では、日常的に使われている満年齢で書くケースも多く、どちらでも問題ありません。 ・数え年:生まれた時を1歳とし、正月で1歳加える  仏式・伝統的 ・満年齢:誕生日ごとに1歳加える  現代的・一般的 どちらにするか迷ったら、戸籍上の満年齢で統一するとわかりやすくなります。 地域やご家族の習慣に合わせて選んでください。

■喪中はがきで年齢を書くときの注意点

•「享年」は漢数字で書く(例:享年八十二歳) •西暦・和暦を併記する場合は統一感を持たせる 「享年」の後に「歳」や「才」をつけるかどうかですが、「享年」は「天から享(う)けた年数」という意味で、すでに「年」という言葉が含まれています。そのため「歳」をつけるのは二重表現になる、という考え方があります。 ですが、近年はわかりやすさを重視するため「歳」をつける傾向にあります。当店でご注文をいただくお客様は「歳」をつける方の方が多いです。 「享年」「行年」を付けず「○○歳」と年齢だけを表記しても問題ありません。 また、亡くなられた年齢の記載を省略する方も多いです。 伝えたい気持ちや相手との関係性に合わせて、自然な形を選びましょう。

■相手に伝わりやすく、心を込めた一枚に

喪中はがきの目的は、「年賀のご挨拶を控えさせていただくこと」をお知らせするだけでなく、故人を偲ぶ気持ちを穏やかに伝えることにあります。 「享年」や「行年」の言葉選びに迷ったときは、形式よりも相手に伝わりやすく、心のこもった書き方を意識すると良いでしょう。