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【 多可町 】生まれ故郷はこんなところ

公開日:2026/06/18 更新日:2026/06/23
当店で扱う商品の中には、地域に根づいた素材や手仕事から生まれたものがあります。 今回は、伝統の和紙を素材に使用した雑貨[HALOP]の取り扱いをきっかけに、兵庫県多可町へお邪魔しました。 豊かな自然、人の思いによって受け継がれてきた素材、そして今の暮らしに届くものづくり。 商品だけでは気付けなかった、ふるさとをご紹介します。
多可町は、兵庫県のほぼ中央にある、人口19,000人程度の町です。 平成17年、多可郡の中町・加美町・八千代町が合併してできました。 その昔、瀬戸内のほうから大男がやってきて、「ここへ来たら空が高いなあ」と言ったので「たか」という地名になったという伝説が、『播磨風土記』に残されています。 たしかに、播州平野から北上するとだんだんと土地が高くなってきて、多可町に至ると、千ヶ峰(1005.2m)を最高峰に山々がカーテンのように連なります。
多可町は、豊かな自然に囲まれながら、都市部へのアクセスもしやすい町です。車があれば、京都・大阪・神戸へはそれぞれ約1時間半、日本海へも約2時間で向かうことができます。 気候は比較的温暖で、山や田園に囲まれた環境の中、のびのびと子育てしやすいのも魅力です。庭先でガーデニングを楽しんだり、家庭菜園で季節の野菜を育てたりしながら、ゆったりとした暮らしを送る人も多くいます。
実は多可町は「敬老の日」発祥の町なんです。 戦後間もない時期、旧八千代町の野間谷村で、長い間社会に貢献してきたお年寄りに敬意を表すため、村主催の敬老会が開かれました。その後、9月15日を「としよりの日」と定めたことが全国へ広がり、昭和41年に「敬老の日」として国民の祝日に加えられました。 現在も八千代公民館には「敬老の日提唱の地」と刻まれた石碑があり、その精神が受け継がれています。
多可町には、豊かな自然と水に育まれた名産が数多くあります。 酒米の王様とも呼ばれる山田錦をはじめ、品質のよいお米、高野豆腐、播州百日どりなど、土地の恵みを活かした特産品がそろっています。 食の名産だけでなく、手漉き和紙の「杉原紙」や、北播磨地域に根づく「播州織」など、長く受け継がれてきた地場産品も多可町の魅力です。自然、食、手仕事が重なり合い、この町ならではのものづくりが今も続いているんですね。
普段の買い物では、商品そのものの使いやすさやデザインに目が向きがちですよね。 けれど、その素材がどこで生まれ、どんな人の手で作られているのかを知ると、手に取るものへの見え方も少し変わりるかもしれません。 背景を知ることで、ただの商品や道具ではなく、土地や人の営みが重なったものとして、より愛着を持って使えるようになるのではないでしょうか。 今回紹介した多可町にも、自然・食・手仕事など、まだまだ多くの魅力がありますので、気になった方はぜひ一度、多可町にも足を運んでみてくださいね。

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