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職場の熱中症を防ぐには?企業の対策と個人でできる備えを解説■うちラボのコラム

公開日:2026/07/13 更新日:2026/07/13

会社の仕組みで守る

職場の熱中症を防ぐには、働く人の注意だけに頼らず、企業が安全に働ける仕組みを整えることが出発点です。 2025年6月1日から職場の熱中症対策が強化され、一定の高温環境で長時間の作業が見込まれる場合、事業者には報告体制の整備、対応手順の作成、関係する作業者への周知が求められています。 対象の目安は、暑さ指数であるWBGTが28度以上、または気温31度以上の環境で、連続1時間以上、もしくは1日4時間を超えて行うことが見込まれる作業です。 建設現場や警備、配送などの屋外業務だけでなく、工場、倉庫、厨房、空調が届きにくい室内作業も注意が必要です。 企業側は暑さ指数を確認し、涼しい休憩場所を確保する、作業時間を短くする、体調不良を報告しやすい連絡先を決めるといった対策を行うことが大切です。 飲み物を置くだけで終わらせず、誰が異変を見つけ、誰に報告し、どのように作業を止めるのかまで明確にしておく必要があります🌞

休める空気も対策

企業が立派なマニュアルを作っても、働く人が不調を言い出せなければ、十分な対策とはいえません。 忙しい現場ほど、少し頭が痛いだけ、あと少しで作業が終わるからと、無理をしてしまいがちです。 また、休憩を申し出ると周囲に迷惑をかける、弱いと思われると感じる職場では、発見が遅れる可能性があります。 だからこそ、熱中症対策では設備だけでなく、休みやすい雰囲気づくりも重要です。 責任者が定期的に声をかける、二人以上で体調を確認する、決められた時刻に全員が休憩するなど、本人の自己申告だけに頼らない仕組みが役立ちます。 立ちくらみ、頭痛、吐き気、足がつる、強いだるさ、受け答えが遅いといった変化が見られたら、作業を止めて涼しい場所へ移動することが大切です。 いつものことだからと流さず、小さな異変の段階で対応することが重症化の防止につながります。 会社が休ませる仕組みを作り、働く人が遠慮なく使える状態にしておくことが、本当の意味での安全対策です。 厚生労働省も、熱中症のおそれがある人を早期に見つけ、迅速に対応する体制づくりを重視しています。

個人でできる健康管理

企業の対策が整っていても、その日の体調まですべて会社が把握することはできません。 そこで必要になるのが、働く人自身による毎日の健康管理です。 寝不足、朝食抜き、二日酔い、風邪気味、疲労の蓄積などがある日は、いつもと同じ作業でも負担が大きくなることがあります。 出勤前に睡眠や食事の状態を確認し、体調が悪い日は早めに責任者へ伝えましょう。 水分補給は喉が渇く前から少しずつ行い、大量に汗をかく環境では、職場のルールや体調に合わせて塩分補給も考えます。 ただし、持病などで水分や塩分を制限されている方は、医師の指示を優先してください。 また、同じ環境でも暑さの感じ方や汗のかき方には個人差があります。 過去にどのような状況で頭痛やだるさが出たかを振り返ったり、熱中症のリスクに関係する体質傾向を遺伝子などで確認したりする方法も、予防を考えるきっかけになります🧬 ただし、体質チェックは発症を断定する診断ではありません。 結果に安心しすぎず、自分は早めに休む、午後の作業を調整するなど、具体的な行動へつなげることが重要です。

企業と個人で防ごう

職場の熱中症対策は、企業か個人のどちらか一方だけが頑張ればよいものではありません。 企業は暑さ指数や作業内容を確認し、休憩場所、作業時間、報告先、緊急時の対応手順を整える必要があります。 働く人は、自分の体調や体質の傾向を理解し、異変を感じたら我慢せずに報告することが大切です。 さらに、同僚の様子にも目を向け、顔色が悪い、ふらついている、会話がかみ合わないといった変化があれば、本人の大丈夫という言葉だけで判断しないようにしましょう。 自力で水分を飲めない、意識がはっきりしない、呼びかけへの反応がおかしい場合は、無理に飲ませず、速やかな救急要請が必要です。 結論として、職場の熱中症を防ぐ鍵は、暑さを測ること、無理をさせないこと、異変を見逃さないこと、自分の特徴を知ることの組み合わせです。 会社の共通ルールに、一人ひとりの体調や体質に合わせた個人ルールを加えることで、対策はもっと現実的になります。 頑張れる人を増やすのではなく、安全に帰宅できる人を増やす。 それが職場の熱中症対策のゴールです🍀

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暑い職場で働く方、企業の安全衛生を担当する方、部下や同僚の体調が心配な方、自分の体質に合った熱中症対策を考えたい方におすすめです。