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犬の手術後|安静をどう保つか

公開日:2026/08/30 更新日:2026/10/16

帰宅後が本番

手術そのものより、家に帰ってからの数週間のほうが難しいことがあります。痛みが引くと動きたがり、傷口が開く、固定が外れる。安静を保つのは、飼い主の仕事になります。

安静の意味

寝かせきりにすることではありません。走る、跳ぶ、ねじる。この三つをさせないことです。ゆっくり歩く程度は、むしろ回復に必要な場合があります。獣医の指示を具体的に確認してください。

部屋を狭くする

広い部屋に放すと、自分で走ります。サークルや一部屋に区切って、走れる距離をなくしてください。かわいそうに見えますが、再手術になるほうが負担になります。

床を滑らせない

術後の足は、力が入りにくくなっています。滑る床では踏ん張れず、傷めた側をかばって別の場所を痛めます。歩く範囲だけでもマットを敷いてください。

段差をなくす

ソファ、ベッド、玄関。飛び乗る場所を先に塞ぐか、スロープを置きます。飛び降りる瞬間にかかる力は、歩行の何倍にもなります。

傷口をなめさせない

なめると治りが遅れ、感染します。エリザベスカラーが嫌がられる場合は、術後服という選択もあります。どちらかは必ず使ってください。

支えて歩く

体重を全部かけられない時期は、体を支えて歩かせます。タオルを腹の下に通す方法もありますが、脚そのものを支える道具のほうが、狙った場所を守れます。

トイレの場所

移動距離が長いと、それだけ負担がかかります。過ごす場所のすぐ近くにトイレを移してください。粗相をしても、この時期は叱らないことです。

少しずつ戻す

獣医の許可が出てから、散歩の距離を戻します。一気に元に戻すと、そこで再発します。一週ごとに少しずつという進め方が安全です。

記録を残す

歩き方、足のつき方、腫れの有無。毎日一枚写真を撮っておくと、変化に気づけます。次の診察でも、口で説明するより早く伝わります。