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3Dペンのフィラメントの違い|PCLとPLA
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3Dペンのフィラメントの違い|PCLとPLA
3Dペンのフィラメントの違い|PCLとPLA
公開日:2026/08/23 更新日:2026/10/02
フィラメントで決まる
3Dペンを買うとき、多くの人は本体の見た目や色数で選びます。ところが実際の使い勝手を決めているのは、本体よりもフィラメント——ペンに差し込む樹脂の糸のほうです。 種類が違えば、溶ける温度が違います。溶ける温度が違えば、ペン先の熱さも、造形の硬さも、扱いやすさも変わります。そして重要なのは、対応していないフィラメントは使えないということです。 このページでは、3Dペンで使われる主な素材の違いと、選び方を整理します。
PCL:低温タイプ
ポリカプロラクトンという素材です。おおむね80〜100℃で溶けます。 ・ペン先が高温になりにくく、子どもでも扱いやすい ・造形はやや柔らかく、曲げても割れにくい ・冷えるのがゆっくりなので、形を直す時間がある ・においが少ない ・生分解性がある 柔らかいぶん、細い骨組みだけの立体は自重でたわむことがあります。ただし、あとから手で曲げて直せるのはむしろ利点です。 お子さまが使うなら、まずこの一択と考えて構いません。
PLA:標準タイプ
トウモロコシなどのでんぷんを原料とする樹脂で、160〜200℃で溶けます。3Dプリンターでもっとも広く使われている素材です。 ・造形が硬く、しっかりした作品になる ・冷えるのが速く、空中に線を描きやすい ・色数と種類が非常に多い(透明、蓄光、木粉入りなど) ・においが少ない 一方で、ペン先が高温になります。触れると火傷するため、お子さまが使う場合は必ず大人が付き添ってください。冷えるのが速いので、描き直しの余裕は少なくなります。
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ABS:上級者向け
石油由来の樹脂で、210〜250℃ほどで溶けます。プラモデルや家電の外装に使われる素材です。 ・強度と耐熱性が高い ・研磨や塗装、接着がしやすい ・溶剤で表面をなめらかにできる 欠点もはっきりしています。加熱時ににおいが出るため換気が必要で、冷えるときに縮んで反ることがあります。温度も高く、家庭で子どもが使う素材ではありません。 3Dペンで使う機会は多くありませんが、対応機種を選ぶときの参考になります。
混ぜて使うことはできない
ここがいちばん大事な注意点です。 低温タイプ(PCL専用)のペンにPLAを入れても溶けません。逆に、高温タイプのペンにPCLを入れると溶けすぎて垂れ、ノズル内に残って詰まります。 どちらも故障の原因になります。買い足すときは、必ず本体の対応素材を確認してください。 また、太さも規格があります。3Dペンでは1.75mmが一般的です。3Dプリンター用には2.85mmもあるので、間違えないようにしてください。
太さと長さの目安
・太さ——3Dペンは1.75mmがほぼ標準。パッケージに必ず記載があります ・長さ——1本あたり数メートル単位で売られていることが多い ・色数——最初は数色で十分。使ってみて必要な色を買い足すほうが無駄になりません どのくらい使うかの目安として、キーホルダー程度の平面作品なら1本で数個、立体を作るならもっと必要になります。 最初のセットに付属するぶんで感覚をつかんでから、まとめ買いを検討するのがおすすめです。
詰まったときの対処
3Dペンのトラブルで最も多いのが、ノズルの詰まりです。 ・本体が十分に温まってから差し込む。冷えた状態で押し込むと詰まります ・使い終わったらフィラメントを抜いてから電源を切る。中に残った樹脂が固まりません ・詰まったら、本体が温まった状態で一度抜き、新しいフィラメントを押し込む。残りが押し出されます ・冷えたまま無理に引き抜かない。ノズル内の樹脂がちぎれて悪化します 違う素材を入れてしまった場合は、無理をせずメーカーに相談してください。
保管の仕方
フィラメントは湿気を吸います。湿気を含むと、加熱時に気泡が出て線が途切れやすくなります。 ・使わない分はチャック付きの袋に入れる ・乾燥剤(シリカゲル)を一緒に入れる ・直射日光と高温を避ける ・巻きを解いたままにしない。絡まると差し込めなくなります とくに梅雨から夏にかけては差が出ます。「前は出たのに今日は出ない」というときは、湿気を疑ってみてください。
どれを選べばいいか
目的から逆算すると、迷いません。 ・小学校低学年の子が使う → PCL(低温タイプ) ・自由研究で強度を測りたい → PCLでも比較実験はできます。高温タイプならPLA ・飾る作品をしっかり作りたい → PLA ・屋外で使う、強度が必要 → ABS対応機種 本体を選ぶときは、色数や付属品より先に「対応素材」を見てください。ここを間違えると、あとから買い足すフィラメントが限られます。
はじめての3Dペン
WALKS JAPANの「はじめての3Dペン」は、子どもが使うことを前提に設計した低温タイプの3Dペンです。PCLフィラメント(80〜100℃)専用で、先端が高温になりにくい構造。子どもの手にフィットするスリムで軽量なグリップ形状です。 汎用のPCL 1.75mmフィラメントに対応しているので、市販品を買い足せます。日本企画・国内正規品です。 ※PLAフィラメント(160〜200℃)は使用できません。低温設計ですがペン先はあたたかくなります。お子さまが使用する際は、必ず保護者の方が付き添ってください。詳しい仕様・付属品は下記の商品ページからご確認いただけます。
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