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その枝、捨てないで!「植物のふやしかた」

公開日:2026/09/24 更新日:2026/09/24

意外と簡単に、植物はふやせる

植物をふやす方法と聞くと、「種をまく」ことを思い浮かべるかもしれません。 でも、植物には種を使わずにふやす方法もあります。 代表的なのが、挿し木・取り木・株分け・種まき。 剪定した枝を使ったり、植え替えのときに株を分けたりと、 普段の植物のお手入れが、そのまま「ふやす」きっかけになることもあります。 今回は、身近な観葉植物を例に、それぞれのふやし方を見ていきましょう。

剪定したその枝からもう一鉢、「挿し木」

植物を剪定したとき、切った枝をそのまま捨てていませんか? ポトスなどは、切ったつるを水や土に挿しておくと、 そこから根が出て新しい株として育てることができます。これが「挿し木」です。 植物によって根の出やすさや適した方法は異なりますが、「切った枝が新しい植物になる」というのは、 植物をふやす楽しさを感じやすい方法のひとつです。 とても簡単にふやせる方法ですが、筆者の実家はポトスの鉢で溢れています。 ふやしすぎにはご注意を…

根を出してから切る「取り木」

挿し木とよく似ていますが、順番が反対なのが「取り木」です。 挿し木が「枝を切ってから根を出させる」のに対して、取り木は「枝に根を出させてから切り離す」方法で、 観葉植物で身近な種類ですと、ゴムの木をふやすときに用いられることがあります。 枝の途中から根っこが出るという普段見ない光景ですが、 ある程度大きくなった植物の枝を使え、植物へのダメージが抑えられるのも特徴です。

植え替えのときがチャンス「株分け」

株分けは、植物をふやすためだけに行うとは限りません。 植え替えのために鉢から植物を抜いてみると、根元から複数の株が育っていることがあります。 それぞれを分けて植え直すことで、ひとつひとつの株にスペースを作ることができ、その上で複数の鉢にふやせる場合があります。 サンスベリアは多様な子株の出し方をする植物で、葉の根元付近から次々に子株を出す種類もいれば、 「ランナー」と呼ばれる”つる状の茎”を伸ばし、その先端に子株をつける種類もいます。 どちらも、上手に分けてあげることで、もう一つの新しい鉢になります。 植え替えは、単に「大きな鉢へ移す作業」ではなく、 タイミングによっては、、植物をふやすきっかけにもなるのです。

もっと楽しみたいなら「種まき」

そして、植物をふやす方法の中でも、少し違った楽しみ方ができるのが種まきです。 上記の挿し木、取り木、株分けは、言わば「クローン」に近い方法です。 新しくできた株は親とほぼ同じ個体なのですが、種まきは全く違った個体を”ふやす”ことができます。 例えばコーヒーノキは、観葉植物として楽しみながら、条件が合えば実をつけることがあります。 実の中には種が入っていて、その種から新しいコーヒーノキを育てることもできます。 種から育てる場合は、発芽に適した温度や水分など、植物ごとの条件を考える必要があり難易度もあがりますが、 そのぶん、芽が出たときは感慨深く、思い入れも違う株になること間違いありません。

その植物、ふやしてみませんか?

植物のふやし方には、いろいろな方法があります。 切った枝からふやす。 枝に根を出させてからふやす。 株を分けてふやす。 そして、種から一から育てる。 いつもの剪定や植え替えも、見方を変えれば植物をふやすチャンス。 「育てる」だけでなく、「ふやして楽しむ」。 そんな植物との付き合い方も、ぜひ楽しんでみてください。