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〇〇をDigる! vol.3 ≪ FUJITO「オトコのワードローブ」 編 ≫

公開日:2025/09/19 更新日:2025/09/24
流行りモノじゃ物足りない、大人の物欲を刺激するのが“名品発掘”の醍醐味。 そんな、まだ知らない“逸品”との出会いを楽しむ、「〇〇をDigる!」企画。 今回は、オトコのワードローブを愚直に追及するブランドFUJITO。 その普遍的な魅力と今シーズンのコレクションをDigっていく。

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■オトコのワードローブ

FUJITOは、あえて明確なテーマを設けず、実用服を突き詰めることに重きを置いてきた。 デザインを練り、素材を選び、最適な工場で縫製・加工を重ねる――その姿は、土の呼吸を感じながらろくろを回す陶工のようであり、火と鉄を相手に強さと美を引き出す鍛冶職人のようでもある。 愚直なプロセスの積み重ねが、今まさに着たいと思える服へと昇華しているのだ。 なかでも特筆すべきは、天然素材が持つ独特の心地よさ。 着込むほどに風合いを増し、体や生活に馴染んでいく生地選びは、デザイナーのこだわりを最も色濃く映し出している。 生地開発から取り組み、単なるトレンドではなく「着るほどに育つ」という視点で選ばれた素材は、未来のヴィンテージとなる可能性を秘めている。 それでは早速、商品をご紹介しよう。

【Cotton Herringbone】

【Cotton Herringbone】を使用したシリーズから。 この生地は、1940年代のミリタリーユニフォームに使用されていたヘリンボーンツイルを、現代の技術で精密にリプロダクト。 武骨な風合いとタフさを残しつつ、現代的な織りの精度で着心地や耐久性をアップデートした、時代を超えて“使える”本物の素材である。 今回は、2型をピックアップ。ARMY ShirtとEasy Pants。

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■ヘリンボーン アーミーシャツ

まずはアーミーシャツ。 デザインのベースは、1910~40年代にアメリカ陸軍で採用されていたデニムプルオーバージャケット。 戦闘服ではなく作業着として作られたであろうディテールワークを現代的に解釈し、アレンジ。 フランス軍のジャケットに採用されていたデザインを取り入れたと言われる特徴的なパッチポケットが、デザインのアクセントとなっている。 フロントをフルオープンにすることで羽織としての機能を持たせ、ハーフプラケットにすることで、閉じて着るとオリジナルディテールのプルオーバーに見えるというこだわり。 肉厚の生地を非常に細かいステッチで縫製し、バイオウォッシュをかけることで、美しいパッカリングが生まれ、武骨な生地に繊細な縫製のハーモニーがなんともブランドらしい表現である。

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■ヘリンボーン イージーパンツ

次にイージーパンツ。 ブランド定番の程よいテーパードがきれいなシルエットを生むイージーパンツ。 ウェストゴム仕様で履きやすさを担保しつつ、シンプルなディテールに味のある生地を乗せることで全体のバランスが整っている。 また、ウェスト内側に平紐を付けることで、腰の位置でしっかりホールドして履くことが可能になっている。 こちらも縫製後にバイオウォッシュをかけることでヴィンテージ感をプラス。表情はキープしつつ、柔らかさが加わり、履き始めから馴染むのが嬉しい。 スタイリングにすんなりと取り入れられる逸品だ。 この2型は、もちろんセットアップでの着用も可能で、アレンジは無限大だ。

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【BS Shirt】

次に紹介するのは、ブランドお得意の【BS Shirt】から、2素材をピックアップ。 FUJITOファンには改めて説明が必要のない大定番なので、シルエットの説明は割愛する。 細かく入った運針と、ギリギリまで攻めたコバステッチの高度な組み合わせが最上の雰囲気であり、ややゆったりしたシルエットはどんなスタイルにもハマるとだけ述べておこう。 生地について触れよう。 1つ目は、8ozデニムのモデル。 軽さとコシ・柔らかな着心地、タフさを絶妙にバランスさせた厚すぎず薄すぎない生地。 デニム特有のフェード感を上品に出すために、高い加工技術を持つ工場に依頼。色落ち具合は、品を感じさせる色気を醸し出しており、他のワークウェアにはない魅力がある。 フロントには存在感のあるシルバーボタンを採用。ミニマルなデザインにさり気ないアクセントが加わっている。

■8oz Denim B/S Shirt

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■CottonYak B/S Shirt

2つ目は、90年代をイメージしたブロックチェック。非常に希少で高価なヤクの毛を10%混紡したネル素材。 軽く、柔らかい質感で、軽量ながら保温性が高く、湿気を放出しやすいためムレにくい。さらに自然な抗菌作用を持ち、清潔感を保つ特性もあり、長時間着ていても快適。 混率は10%だが、ヤクウールの恩恵を最大限に感じられる仕上がりだ。 生地の良さを最大限に生かしつつ、日常使用を考えて、ソフトなワンウォッシュをかけているのも見逃せない心遣いである。

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【Recycle Wool Twill】

最後に紹介するのは【Recycled Wool Twill】を使用した2型。Zip Up BlousonとN.O.UN Belt Less。 ブランドオリジナルで開発した生地であるこちらは、奥行きのある斜文線が特徴のウールツイル。 リサイクルウールを30%使用し、スーパー原料をブレンドすることでなめらかな風合いと保温性に優れた生地となっている。 FUJITOが開発する生地はどれもそうだが、一目でわかる面の良さが共通点だ。ハンガーにかかっている時点ですでに美しい。 そして着るとその美しさと着心地が融合し、スタイルを格上げしてくれる

■ウールツイル ジップアップブルゾン

ジップアップブルゾンは、絶妙な着丈に仕上がったシンプルなデザイン。 細かいこだわりが随所に見られる。総裏地仕様で保温性を担保し、腕通りも滑らか。 袖口と裾にゴムシャーリングが施され、程よいフィット感とアクセントを提供。それにより生地の良さを生かす程よいドレープ感を表現している。 内ポケットもあり、都市型移動に最適なバランス感覚だ。

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■ウールツイル ベルトレスパンツ

【N.O.UN Belt Less】は、毎シーズン大人気の”N.O.UN”に別注をかけたイージーパンツ。 どんなシーンでも使える非常に端正なシルエットが特徴だ。 ウェストのベルトが非常に機能的かつ利便性に優れていることを履くたびに実感できる。 このパンツは素材違いで何本も揃えたくなる、あらゆるシーンにハマるアイテムだ。 生地の特性とも相まって、非常に上品な逸品に仕上がっている。 このようにFUJITOのアイテムたちは、着る人のシーンを想像しながら、日常に自然と溶け込むことを意識してデザインされている。 その姿勢は確実に男たちの琴線に触れ、“最強の日常着”としてのポジションを確立していくだろう。