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文吉窯 新作2026

公開日:2026/07/15 更新日:2026/07/16
九谷の名工、斎田道開の弟子・初代東文吉によって創業された文吉窯。九谷花坂の磁器粘土にこだわり、九谷焼独特の磁器製法を守りつつ、古九谷の色絵や藍九谷の染付け技法を伝承している希少な窯のひとつ。 今回は、今ではほとんど作られることない古典柄の中から網魚、魚藻文、花蝶文など色絵を中心とした文吉窯の新作が登場。本格派なのにどこかユニーク。そしてその素朴な美しさに魅了されるばかりです。
  • 網には「多くの富や幸運をすくい取る」という意味があり、ともに描かれる魚は豊かさの象徴。その豊かさを逃さず手元に留めるという願いが込められていることから、茶席のうつわにも好まれてきた吉祥文様のひとつです。 中国にルーツを持つ「天啓赤絵風魚網文」がよく知られていますが、文吉窯の魚網文は、どこか素朴で親しみやすい表情が魅力。伝統的な文様でありながら気負いなく取り入れられ、日常の食卓にも自然に馴染みます。
  • 水中を泳ぐ魚と水草(藻)を描いた「魚藻文」は、中国の元・明・清時代の陶磁器をルーツとし、日本では古伊万里などにも見られる伝統的な文様のひとつ。水の中を泳ぐ魚の姿から、「自由」や「悠々自適」を象徴するとされ、さらに魚の旺盛な繁殖力にちなみ「子孫繁栄」の願いが込められた吉祥文様でもあります。 文吉窯の魚藻文は、どこか愛嬌のある魚の表情と、素朴な筆致の水草が魅力。古典的な文様でありながら親しみやすい佇まいで、日々の食卓にも自然に溶け込みます。
  • 花鳥文や色絵祥瑞、染丸など、古伊万里の時代を象徴する正統派の文様をまとったうつわは、いずれもハレの日の食卓を飾るにふさわしい、華やかさと格式を備えています。 これらの文様の中でも、特に色絵のアイテムにおいては、現代の九谷焼ではほとんど目にすることがありません。また、転写紙を用いて大量生産されるものにはない、職人の手によって一つひとつ描かれるからこそ生まれる豊かな表情も魅力です。

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    更新日09/22(09/15〜09/21集計)