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本革バッグ・財布を長く愛用するために

公開日:2026/05/08 更新日:2026/05/14

レザー別 お手入れ方法ガイド

本革のバッグや財布は、 お手入れをすることでより長く、美しく使い続けることができます。 「難しそう…」と思われがちなレザーケアですが、 実は基本はとてもシンプル。 革の種類に合わせて、少しだけ気を配ることで、 お気に入りのアイテムを綺麗な状態で長く楽しめます。 今回は、LASIEMで使用しているレザーごとの特徴と、おすすめのお手入れ方法をご紹介します♪

まずは基本のお手入れから

・基本の牛本革 普段のお手入れは、柔らかい布で優しく乾拭きするだけでもOK。 日々の使用後に軽く拭くだけで、ホコリや汚れの蓄積を防ぎやすくなります。 ・乾燥が気になるとき 革の乾燥が気になる場合は、専用クリームで保湿ケアを。 半年に1回程度を目安に行うことで、ひび割れ予防やツヤ感の維持につながります。 ・使い始め(新品) 新品のうちに防水スプレーをかけておくのがおすすめ。 水染みや汚れを防ぐ“事前ケア”として、最初のひと手間が綺麗を長持ちさせるポイントです。 ・雨の日・梅雨時期 湿気や水分が気になる季節は、防水スプレーで定期的にケアを。 30cmほど離して全体に均一に吹きかけることで、ムラになりにくく綺麗に仕上がります。 ・起毛・うろこ状の革 起毛感のあるレザーや凹凸のある革は、毛並みに沿って優しく乾拭きするのが基本。 ブラッシングで毛並みを整えることで、見た目も綺麗に保ちやすくなります。

艶なしシボレザー

❞ナチュラルな風合いを楽しみたい方に❞ 表面に細かな凸凹(シボ)があり、光沢を抑えた落ち着いた質感。傷が目立ちにくく、柔らかい手触りが魅力です。 -おすすめケアー ① ブラッシング 方法: 馬毛ブラシなど、毛足が長く柔らかいブラシで全体をブラッシングします。 ポイント: シボ(凹凸)の溝には、平らな革よりもホコリが溜まりやすいです。毛先を細かく動かし、溝の汚れを弾き出すイメージで行ってください。 ② クリーニング 方法: 汚れが気になる箇所を、クリーナーを少量馴染ませた布で優しく拭き取ります。 ポイント: シボの溝にクリーナーが残ると、乾燥後に白く固まってしまうことがあります。拭き取った後は、何もついていないブラシで再度ブラッシングして、溝に溜まった水分や成分を逃がしてあげると綺麗に仕上がります。 ③ 保革・保湿 方法: マットな質感を損なわないよう、油分の少ない「デリケートクリーム」を布に極少量取り、薄く広げます。 ポイント: 艶出し特化のワックス成分(ロウ)が多く含まれるクリームは避けてください。 「布に馴染ませてから」革に当て、円を描くように塗り広げます。 ④ 防水・防汚 方法: フッ素系の防水スプレーを、30cmほど離して全体に均一に吹きかけます。 ポイント: 艶なし革は水滴が染み込みやすいため、防水スプレーは必須です。スプレー後、表面が乾いたら最後にもう一度軽くブラッシングしてください。これにより、固まりかけたスプレー成分が均一に馴染み、ムラや不要なテカリを防げます。 ーポイントー クリームを塗りすぎると、マット感が失われてしまうことも。 “少量を薄く”が綺麗に保つコツです。

艶ありシボレザー

❞上品なツヤ感を楽しめる人気素材❞ シボの凹凸に光沢が加わったもの。光を乱反射するため非常に豪華に見え、傷に強く、汚れも比較的拭き取りやすいのが特徴です。 -おすすめケア- ① ブラッシング 方法: 馬毛ブラシなど、柔らかくコシのあるブラシで全体をブラッシングします。 ポイント: シボ(凹凸)の間に詰まったホコリは、艶を曇らせる原因になります。力を入れすぎず、手首のスナップを利かせて掃き出すように行いましょう。 ② クリーニング 方法: クリーナーを布に少量取り、円を描くように優しく拭き取ります。 ポイント: 艶ありの革は表面がコーティングされていることも多いですが、強くこすると摩擦で艶がムラになることがあります。「優しく、手早く」が基本です。 ③ 保革・保湿 方法: 「艶出し効果のある乳化性クリーム」またはデリケートクリームを薄く塗布します。 ポイント:艶を強調したい場合は、デリケートクリームよりも少しだけロウ分を含む「シューケア用・バッグ用乳化性クリーム」が向いています。 溝にクリームが白く残らないよう、塗った後に豚毛ブラシなどの少し硬めのブラシで全体を磨くと、シボの奥まで栄養が行き渡り、表面がピカッと輝きます。 ④ 防水・防汚 方法: フッ素系の防水スプレーを全体に吹きかけます。 ポイント: 艶あり革は水滴が玉のように転がりやすいですが、シボの溝に水が溜まるとシミになりやすいのでスプレーは重要です。 スプレーが乾いた後、仕上げに綺麗な乾いた布(グローブクロスなど)で優しく磨き上げると、さらに美しい光沢が蘇ります。 -ポイント- 艶ありシボ革の最大の魅力は、光の反射による立体感です。 「塗りすぎない・よくブラッシングする・最後に乾拭きする」の3点を守るだけで、高級感のあるツヤをずっとキープできますよ。

スムースレザー

❞なめらかな質感を楽しむ王道レザー❞ 表面が滑らかでキメが細かい、最も標準的で美しい本革。磨けば磨くほど透明感のあるツヤが出るが、引っかき傷には少し注意が必要です。 -おすすめケア- ① ブラッシング 方法: 馬毛ブラシで全体を優しくブラッシングし、ホコリを落とします。 ポイント: スムースレザーは傷が目立ちやすいため、柔らかい馬毛を使うのが鉄則です。縫い目(ステッチ)の間も忘れずに。 ② クリーニング 方法: ステインリムーバーなどの水性クリーナーを布に少量取り、優しくなでるように汚れを拭き取ります。 ポイント: 古いクリームや目に見えない汚れを落とすことで、次に塗るクリームの浸透が良くなります。強くこすりすぎないよう注意してください。 ③ 保革・保湿 方法: 乳化性のレザークリーム(またはデリケートクリーム)を布に少量取り、円を描くように薄く塗り広げます。 ポイント: この革は「乾燥」するとひび割れの原因になります。 塗った後、「豚毛ブラシ」でブラッシングすると、クリームが革の繊維の奥までしっかり浸透し、スムースレザー特有の美しいツヤが引き立ちます。 ④ 防水・防汚 方法: フッ素系の防水スプレーを、30cmほど離して全体に吹きかけます。 ポイント: 仕上げに乾いた布で軽く磨くと、スプレーによる曇りが取れ、より滑らかな手触りと光沢に仕上がります。 -ポイント- スムースレザーは「乾燥」と「摩擦傷」に敏感です。 もし小さな引っかき傷がついてしまったら、クリームを塗った後に指の腹で優しく揉み込むようにすると、周りの油分が移動して傷が目立たなくなることが多いです。

パテントレザー(エナメルレザー)

❞ツヤ感を楽しむ華やかレザー❞ たっぷりのオイルとワックスを染み込ませ、あえてクシュッとしたシワ加工を施した革。 独特の濡れたようなツヤがあり、使い込むほどに味が出る。 -おすすめケア- 1. 日常の基本ケア このタイプの革は、製造工程でオイルをたっぷり含ませているため、頻繁にクリームを塗る必要はありません。 ①乾拭き(週に1回程度) 柔らかい布(綿100%の古布やマイクロファイバー)で、表面のホコリを優しく拭き取ります。 ②ブラッシング 馬毛ブラシでシワの隙間に溜まったホコリを掻き出すイメージで、全体を軽くブラッシングしてください。 2. 数ヶ月に一度の「栄養補給」 革がカサついてきたり、ツヤが鈍くなってきたと感じたら行います。 用意するもの ・馬毛ブラシ ・レザークリーム(「コロニル 1909 シュプリームクリームデラックス」など、ベタつきにくい乳化性クリームがおすすめ) ・柔らかい布 ①ブラッシング: ホコリをしっかり落とします。 ②クリームを塗る: 布に米粒1〜2個分くらいの少量をとり、円を描くように薄く伸ばします。 注意: オイルワックスレザーは色が濃くなりやすいので、必ず目立たない場所(底や内側)で試してから全体に塗ってください。 ③放置: 5分ほど置いて馴染ませます。 ④仕上げの乾拭き: 余分なクリームを拭き取り、磨き上げるとツヤが復活します。 -ポイント- パテントレザーは、アルコールや熱に弱いデリケートな素材です。 ・アルコール除菌 ・ウェットティッシュ ・ドライヤー乾燥 などは避けるのがおすすめです。 使用後に柔らかい布で軽く乾拭きするだけでも、美しいツヤ感を長く保ちやすくなります。

キルティングレザー・ラムスキン

❞とても繊細な柔らかレザー❞ 非常にキメが細かく、吸い付くような柔らかさが特徴。軽くて体になじむが、非常にデリケートで水や傷に弱いため、優しく扱う必要あり。 -おすすめケア- ① ブラッシング 方法: 最も柔らかい馬毛ブラシ、または山羊毛(ヤギ)ブラシで、表面をなでるように払います。 ポイント: 羊革は非常に繊細で、硬いブラシだと目に見えない細かな傷がついてしまいます。力を入れず、羽毛で払うようなイメージで行ってください。 ② クリーニング 方法: 汚れがある場合、「乾いた」柔らかい布で優しく拭き取るのが基本です。 ポイント: 液体クリーナーやステインリムーバーは、羊革だと一瞬で染み込んでシミになるリスクが高いです。 どうしても使う場合は、「デリケートレザー専用」の低刺激なものを、布にしっかり馴染ませてから慎重に試してください。 ③ 保革・保湿 方法: 「デリケートクリーム(水分主体)」を、指の腹や布に極少量取り、薄く薄く伸ばします。 ポイント: 羊革特有の「しっとり感」を保つには、油分の強いクリームよりも水分の多いデリケートクリームが最適です。 塗りすぎると革が伸びたり、ふにゃふにゃになったりするので注意が必要です。 ④ 防水・防汚 方法: フッ素系の防水スプレーを、必ず30cm以上離して全体にふわっと吹きかけます。 ポイント: 羊革は水シミが定着しやすい革です。スプレーの液だれ(一箇所に集中すること)は厳禁です。「遠くから、薄く、回数を分けて」が鉄則です。 -ポイント- ラムスキンは人間の肌に近いと言われるほど繊細です。 爪で引っかいた程度の薄い傷なら、綺麗な指の腹で優しく円を描くようにこするだけで、体温と革の油分で傷が目立たなくなることがあります。 まずは道具を使う前に、手で優しくケアしてあげるのが、この革を一番美しく保つ方法です。

アンティーク調・プエブロタッチレザー

❞育てる楽しみ”があるレザー❞ 植物タンニンで鞣し、表面を軽く起毛させたマットな革。 最初はカサっとしているが、手の油分を吸うことで劇的にツヤが増し、飴色に変化(エイジング)する。 -おすすめケア- ① ブラッシング 方法:馬毛ブラシで全体を丁寧にブラッシングしてください。 ポイント: 磨砂皮は起毛しているのでホコリを吸い込みやすいです。毛を起こすようにブラッシングして、隙間の汚れを落とします。 ② クリーニング 方法: 汚れがある場合は、専用の「砂ゴム(レザースエード用消しゴム)」で軽くこすり落とします。 ポイント: 液体のクリーナーを使うと、起毛部分に染み込んで「シミ」になりやすく、マットな質感が損なわれるため、初心者は「乾いた状態での部分汚れ落とし」に留めるのが安全です。 ③ 保革・保湿 方法: スプレータイプの保革栄養剤(コロニル ヌバック+テキスタイル ボトルなど)が最もおすすめです。 ポイント: クリームを直接塗ると、起毛が寝てしまい、質感が一気に変わって(ツヤが出て)しまいます。 マットさを維持したい場合: スプレータイプの栄養剤を使用。 エイジング(ツヤ)を早めたい場合: デリケートクリームを極少量。 ④ 防水・防汚 方法: フッ素系の防水スプレーを、30cm以上離してムラなく吹きかけます。 ポイント: 植鞣(タンニン鞣し)は非常に水に弱く、一滴で「水シミ」になります。新品のうちに防水スプレーでガードしておくことが、この革を綺麗に保つ最大の秘訣です。 -ポイント- この革は、あえて「クリームを塗らずに使い倒す」ことで、手の油分を吸って自然なツヤが出てくるのが一番の醍醐味です。 最初はカサカサした質感ですが、1年後には艶感のある別の表情が楽しめます。

雨の日のお手入れ方法

もしバッグや財布が濡れてしまった場合は、 1.乾いた布で優しく水分を吸い取る 2.風通しの良い場所で陰干し 3.ドライヤーや直射日光は避ける この3つが基本です。 急激に乾燥させると、革が硬くなったりひび割れの原因になることがあります。

本革アイテムを長く楽しむために

【長く綺麗に使うためのポイント】 ・詰め込みすぎない ・使用後は軽く乾拭き ・湿気の多い場所を避ける ・定期的に休ませる 毎日少しだけ気を配ることで、 本革はより味わい深く変化していきます。 LASIEMでは、 “毎日使いやすい本革”を目指して、素材選びにもこだわっています。 革ごとの特徴を知ることで、 より長く、より愛着を持って使っていただけたら嬉しいです♪ ぜひ、お気に入りのバッグや財布を自分らしく育ててみてください。
更新日:09/26(09/19〜09/25集計)