懐かしの郷土菓子「あくまき」|鹿児島出身者が涙する、ふるさとの味とは
公開日:2025/05/27 更新日:2025/05/27あくまき(灰汁巻き)は、鹿児島県を中心に南九州で古くから親しまれてきた伝統の餅菓子。もち米を灰汁(あく)に浸し、竹の皮で包んで煮込むという独特の製法で、ぷるんとした食感とほのかな苦味が特徴です。
かつては**端午の節句(5月5日)**に男児の健やかな成長を願って食べられた風習があり、今もなお鹿児島では春になるとスーパーや和菓子店にずらりと並ぶ季節の風物詩となっています。
県外で暮らす鹿児島出身者にとって、「あくまき」は単なる和菓子ではありません。
それはおばあちゃんの手作りの味であり、子どもの日の団らんの記憶であり、ふるさとそのものなのです。
「もう20年も鹿児島に帰れてないけど、あくまきを食べると涙が出てくるんです」
「母が生きていたころ、一緒に皮をむいてきな粉をまぶしたのを思い出す」
――こんな声が全国のあくまきファンから届いています。
実はこのあくまき、ただの郷土菓子ではありません。関ヶ原の戦いの際、島津義弘が戦陣食として持参したという説があり、保存性と腹持ちの良さに優れていたため、西南戦争でも西郷隆盛が口にしたと言われています。
もち米をアルカリ性の灰汁で煮込むことで雑菌の繁殖を抑え、常温で60日間保存できる。これは、高温多湿な南九州ならではの知恵の結晶です。
一般的には、あくまきを糸で切って(包丁だとつぶれがち)きな粉と砂糖をまぶして食べますが、砂糖醤油をかける“しょっぱい派”も密かに存在します。最近では黒蜜や抹茶パウダーをかけるアレンジも注目されており、インスタでも「#あくまきアレンジ」で多くの投稿が見られます。
また、冷蔵庫で一晩寝かせるとより弾力が増し、もっちり食感に変化。
反対に、固くなった場合はレンジで少し温めれば、ぷるんとした食感がよみがえります。
当店のあくまきは九州産のもち米と、昔ながらの灰汁のみで仕上げた完全無添加・保存料不使用。お子さまからご年配の方まで安心してお召し上がりいただけます。
化学調味料の多い現代、こうした自然の力で仕上げた郷土菓子はますます価値を増しています。
「鹿児島の親戚に何か送りたい」
「故郷を離れて暮らす家族に“あの味”を届けたい」
そんな時には、常温保存できるあくまきがぴったり。
ギフトボックス仕様で、お中元・お歳暮・帰省土産など、様々なシーンで喜ばれています。
あくまきは、味そのものの美味しさはもちろん、人の心にふるさとの景色を思い出させてくれる特別な一品です。
「ふと、あの味が恋しくなった」
「子どもに伝えたい、私のふるさとの味」
そんな時に手に取ってほしい、鹿児島の宝もの。
一口食べれば、きっとあなたの心にもあの頃の思い出がよみがえってくるはずです。