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美容室開業の照明計画|配置と選び方

公開日:2026/10/29 更新日:2026/10/31

美容室開業で照明が重要な理由

美容室を開業するとき、照明は内装の雰囲気だけでなく、カットやカラーのしやすさにも関わります。 器具を選んでから配置を考えると、鏡に光が映り込んだり、スタッフの影が髪にかかったりすることがあります。 照明器具を決める前に、セット面やシャンプー台、受付の位置と動線を固めましょう。 そのうえで、必要な明るさ、光の色、照らす方向を場所ごとに考えると、開業後の調整を減らせます。

セット面と動線を先に決める

鏡や椅子、スタッフが立つ場所を決めてから照明の位置を検討します。 天井の真上だけから照らすと、顔に影ができたり、鏡に光源が映り込んだりすることがあります。 図面では、お客様が座ったときとスタッフが施術するときの両方を想定し、鏡の正面や斜め前からも光が届くか確認しましょう。 レール照明を使う場所、スイッチ位置、調光の希望も工事前に伝えておくと、配線計画を相談しやすくなります。

カラーは色の見え方を重視

カラー施術を行うセット面では、明るさだけでなく髪色を自然に見せる演色性も確認します。 演色性は、光の下で物の色がどのように見えるかを示す指標です。カラーの色味を確認する場所では、演色評価数Raの高い照明を選ぶ方法があります。 理美容室の毛染め作業ではRa90〜100が目安として示されています。器具のRa表示を確認し、カラー確認場所の光色もできるだけそろえましょう。

明るさは作業面で確認

美容所では、美容師が直接作業を行う作業面の照度について法令上の基準があります。 厚生労働省の規則では100ルクス以上、衛生管理要領では作業面300ルクス以上が望ましいとされています。 照度は実際に作業する面で確認します。開業予定地の保健所にも確認し、天井高や器具の向き、内装色を踏まえて施工業者と照明計画を立てましょう。

シャンプー台と待合を分ける

シャンプー台ではお客様が上を向くため、光源が目に入りにくい位置や配光を検討します。待合や受付は、施術スペースと同じ明るさにそろえる必要はありません。店のコンセプトに合わせた光でくつろげる雰囲気をつくり、ペンダントライトや間接照明で空間にメリハリを加える方法もあります。

レール照明は補助光に活用

レール式スポットライトは、向きを調整しやすく、受付カウンターや商品棚、壁面のアクセントに使いやすい器具です。 カラー確認を行うセット面の主照明ではなく、受付やディスプレイなどの補助照明として検討してください。

工事前の確認とまとめ

工事前に、鏡・椅子・シャンプー台・受付の配置、施術時の影、カラー確認場所の演色性、作業面の照度、シャンプー台でのまぶしさ、レール・スイッチ・調光の希望を確認しましょう。地域の基準は管轄の保健所へ、配線や器具の取り付け条件は施工業者へ相談してください。家具と動線を決めてから必要な光を配置し、最後に器具を選ぶと、美容室開業後の照明の調整を減らしやすくなります。