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照明の「雑音試験」に行ってきました

公開日:2025/10/06 更新日:2025/10/08
新しい照明を兵庫県立工業技術センターへ「雑音試験」にかけてきました。 雑音試験の意義と雑音によりどんな影響があるのかまとめました。

1.照明の“雑音”って何?

簡単に言うと次の3種類をイメージしてください。 電磁的ノイズ:電子回路(特にLEDのドライバ=スイッチング電源)が高速でON/OFFする際に発生する、高周波の“電波のようなノイズ”。ラジオやテレビ、無線機やWi-Fiに混信する原因になります(放射/伝導の2種類)。 可聴ノイズ(ブーン、ジー):トランスや部品の振動が音になったもの。夜間で気になる場合があります。 光の“ちらつき”(フリッカ):電源の波形や設計で発生する「光の明るさのゆらぎ」。目が疲れる、動画撮影で帯状のノイズが出る、光に敏感な人は頭痛や不快感を覚えることもあります。

2.電源プラグ側に影響がないか

照明器具がコンセント(電源線)にノイズを戻したり、電力網に歪み(高調波)を与えたりすると、同じ家のほかの機器に悪影響を与える可能性があります。

3.PSE適合

PSE(電気用品安全法)は 「その電気製品が日本の技術基準に適合している」 ことを事業者が確認して表示するための法律です。 照明も対象で、購入前に「PSE表示」や適合試験の有無を確認するのが安心につながります。

4.照明で実際に行われる主要な試験

【安全系(PSEで要求されること)】 絶縁耐力・耐電圧試験(感電防止) 漏れ電流試験(人に流れる電流を評価) 温度上昇試験(発熱による火災リスク評価) 耐燃性・発煙試験(過入力での安全性) (これらは電安法で定める技術基準に基づく項目。照明特有の項目もJISで定められます。) 【EMC系(雑音の出し・受けを確認)】 伝導エミッション(電源ラインを通じて出るノイズ):CISPR 15準拠で測定。コンセント側へノイズを出していないかを確認します。 放射エミッション(空間に出るノイズ):無線や受信に混信しないかを評価。CISPR 15準拠。 高調波・フリッカ試験:IEC 61000-3-2(高調波)、IEC 61000-3-3(電圧変動/フリッカ)で評価されます。これが悪いと家庭内の他機器にノイズや電圧変動を与えることがあります。

6.買った照明でノイズや不調があったら

1.別のコンセントに差し替えてみる(同じ回路の問題か確認)。 2.その照明だけ外すと問題が消えるか確認(照明が原因か判定)。 3.無線にノイズが出る/ラジオの受信が悪くなる等は、交換・返金を相談。PSEの表示が無いものは販売自体が違法な場合があります。

まとめ

PSEマーク(丸/ひし形)があるか確認することは、特に重要です。そして、異変を感じたらすぐに使用を中止し、器具の確認をするようしましょう。