ようこそ 楽天市場へ

【コラム5】災害に備えてペットのために準備するもの

公開日:2025/05/15
ペットの命を守るために、もしもの災害時に私たちは何を準備してあれば良いでしょうか? 人間の生活も脅かされるような災害時であれば、行政もペットのことまでは手が回らない可能性が高いでしょう。 過去には、ペットと共にいるために避難せずに家にとどまって、再度被災してしまうという悲しいニュースもありました。 日本は災害大国であり、どの人であっても被災する可能性があります。 そのため、もしもの時を考えてペットのために備えておくことが大切です。 この記事では家族の一員であるペットのための防災について解説します。

避難するために準備しておくと良いもの

1.ペット用のクレート・ケージ 2.ペットフード 3.リード、首輪、名札 基本的なものは人間と同じで、食料や医薬品などですが、さらに大切なのが頑丈で少し大きなクレートやケージ、リードや首輪、名札などペットに特有のものもあります。 【1.ペット用のクレートやケージ】 日常ではキャリーバッグなどに動物を入れて移動することが多いかと思います。 動物病院に行く時にも布製のバッグに犬や猫を入れている方が大半です。 しかし災害時に長期に避難することを考えると、ずっとその布製の狭いバッグに入れておくのは狭すぎます。 そこで準備しておいてもらいたいのは、クレートやケージです。 クレートやケージの大きさは、飲み水と食事のお皿を入れても動物がくつろいで横になれるサイズが理想です。 緊急的に避難するときには大きすぎて重くて持ち出せない可能性もあるので、玄関や駐車場など、後からでも取り出せる場所に置いておくのがおすすめです。 【2.ペットフード】 ペットフードは最低でも1か月分は余分に持っておきましょう。 人よりも動物の支援が開始されるのは遅くなる可能性があるためです。 慣れない環境で食欲が出ないことも多いために、ウエットフードなど嗜好性の高いものも用意しておけるとさらに良いです。 災害時は水がとても大切なものになるので、人とペットと分け合って飲まなければならない状況も考えられます。 その時にウエットフードであれば水分を多く含んでいるので、その点もメリットになります。 災害時用のペットフードは、なるべく今までに食べたことのあるものを備蓄しましょう。 慣れない初めて食べるフードによって、下痢や嘔吐などが出てしまわないようにしてください。
【3.リード、首輪、名札】 被災時の混乱で迷子や行方不明になってしまうペットは多くいます。 それを防ぐために、必ずリード(引綱)を準備しましょう。 猫は散歩をする習慣がないので、リードをつけたことはないことが多いです。 しかし、何かの瞬間にパニックになっていきなりキャリーバッグやクレートから飛び出てしまうケースがあるので、もしもの飛び出しの防止に首輪につなげるリードは用意しておきましょう。 首輪と名札は平常時からつけているペットが多いので、特別な防災用品ではないかもしれませんね。 もし今まだペットに首輪や名札を着けていないのであれば、ぜひ日頃からつけるようにしましょう。 迷子になってしまったときに、野良犬や野良猫と判断されてしまわないように、我が家の大切な家族です!というアピールのために、首輪と名札をつけておくのがお勧めです。

持病のあるペットの防災のために大切なこと

持病があって治療をしているペットの場合は、健康で若い動物たちよりも準備しておかなければならないものが沢山あります。 災害時には人用の薬でも足りなくなることが知られていますし、ペットの病気に合わせた治療食などは全く供給されなくなるでしょう。 ペットの治療食は、その持病によっては命に関わるものもあります。

療法食は余分に2ヶ月分は備蓄しておこう

例えば、アレルギー体質で超低アレルゲン食を食べているペットや、膵炎や腸炎があって低脂肪食を食べなければならないペットがいますが、これらの治療食はそのペットの健康を支えているといっても過言ではないでしょう。 超低アレルゲン食や低脂肪食が必要な動物は、適当なペットフードを食べるとすぐに体調を崩してしまいます。 治療食なくしては健康は保てないのです。 また糖尿病を持っている動物も食事の変更で血糖値が激変してしまうため、適当なペットフードは推奨されません。 そのため、その治療食でなければならない!という持病がある場合には、最低でも2ヶ月分は多く治療食を準備しておきましょう。 逆に、心臓病や腎不全、尿路結石、体重管理などで治療食を食べているペットもいますが、これらのケースでは厳密にその食事でなければすぐに体調を崩すということはありません。 短時間であれば、食べるものがないのであれば一般食を食べることもできるでしょう。 まずは自分のペットの持病にとって、治療食がどれだけ変更できない大切なものなのかを、かかりつけの獣医師に確認しておくことが大切です。

治療薬もなるべく多めに貰っておこう

心臓病で利尿薬を貰っているような重症なケースでは、急にお薬をやめてしまうと命に関わることがあります。 ホルモンの病気で、身体に足りないホルモンを補っているようなアジゾン病(副腎皮質機能低下症)は、飲んでいるお薬の種類によっては、一日でも欠かすと命に関わるものもありますし、甲状腺機能低下症などもお薬がなくなってしまうと病気が悪化してしまいます。 また痙攣(けいれん)発作をもっている動物で、抗てんかん薬(抗痙攣薬)を飲んでいるペットも、お薬が飲めない状態が続くと、痙攣(けいれん)発作が起きてしまうリスクがとても高くなります。 このように、お薬を欠かすことができない持病をもったペットは多くいます。 できれば1ヶ月分ほど多めにお薬を貰っておけると良いですが、病状にもよるかと考えますので、この点はかかりつけ医との相談が大切です。 かかりつけの動物病院が、災害時にお薬を処方してくれるのかの確認をしておくのも良いかもしれません。

ペットと避難するためのトレーニング

災害時には避難する可能性が高いケースが多いでしょう。 ペットは通常と違う状況に強いストレスを感じることが多いため、できるだけ通常と近い状態を作る努力が必要です。 そのために、普段からクレートやケージで過ごすということに、ある程度は慣れておきましょう。 そして日常から部屋にクレートやケージを出しておき、その中でフードを与えるようにします。 すると、その中はごはんを食べることができる安心できる場所という刷り込みができます。 せめて災害時に過ごす場所となるクレートやケージが、初めて入るものではなく、いつも入っていた安心できる場所になるように日頃からトレーニングしておけると良いです。

まとめ

ペットとともに避難生活に入るために必要なものは以下の通りです。 1.ペットが滞在するための頑丈なクレートやケージ、ペットシーツ 2.いつものペットフードと、おいしいウエットフード 3.リードや首輪、名札 4.持病のあるペットは、特別な治療食とお薬の備蓄 5.日頃からクレートやケージに入るトレーニングの実施 非日常であるために、災害時はペットの支援は後回しにされがちです。 そのため飼い主が自分の家族であるペットの安全を守らなくてはなりません。 持病のあるペットのうち、治療食や飲み薬が健康の維持に必須であるケースも多いため、まずはかかりつけの獣医師に、自分のペットにとって治療食と治療薬がどのくらい大切なものなのかを確認しておくことが大切です。