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Olive Nume -オリーブヌメ-

公開日:2026/08/24 更新日:2026/08/27
革の製造工程でイタリア産のオリーブオイルを使用した、ナチュラルな風合いが魅力の国産牛革を使用。フルベジタブルタンニン鞣し特有の革本来の経年変化を楽しめます。
私たち人間が生活の中でできた傷やシワと付き合いながら暮らしていくように、革となった彼らも傷を抱えながら生活をしています。さらに険しい自然界に暮らす彼らは一層それが濃く表現されるため、顕著にその表情を感じやすい傾向にあるともいえます。 「kissora」の革はそうした”生きた跡”を加工で無理に消すことなく、自然な風合いとして残しています。彼らそれぞれの『個性』として受け入れることで、むしろその差異を感じ、楽しむことができるとともに、過度な加工を施さないことによって革の持つ本来の魅力を最大限に残し味わいを感じていただけるというメリットを尊重しています。

傷跡の種類

ひと言に「傷」と言ってもその種類は様々です。私たち人間の傷も擦り傷から大怪我まで、はたまた虫に刺された跡や歳を重ねることで皮膚が連なりシワになることもあります。こちらのセクションではそんな傷の種類について一部ご紹介します。
●トラ 代表的な革表面の表情のひとつで、首や関節など、曲げ伸ばしを行っていた部位にできやすいシワの跡です。動物は基本的に四つ足で顔をあげて生活しているため、首の後ろから背中にかけてできやすい跡です。素材としては繊維の締まりが強いため重宝される価値の高い部位ですが、このシワが原因で省かれるケースも少なくありません。kissoraでは積極的に使用している部位となります。 ●血筋 血管が近くを通っていた箇所を示している跡です。繊維としては問題がないので、使用していますが、表面に配置するのを避けるなど使用する箇所を考慮しています。 ●バラ傷 樹木やほかの動物の引っかき傷が治癒した跡です。基本的には動物が生きている間にケガをしてしまい治癒した跡がバラ傷として残りますが、極端に激しいものや傷のえぐれが深いものなど強度に問題がある場所を除いて使用しています。 ●かさぶた跡 怪我をしてかさぶたとなり、それが治癒した跡が残ったものです。傷は治っていますが、元の肌とは異なる状態になっています。度合いによって使用可否が分かれるもので、穴が空いているものは使用しませんが、皮膚の組織が戻っていて、表面だけ傷やムラがあるような場合は使用しています。 ●ピンホール 虫喰いの穴あるいは虫に刺された跡です。生きている時に虫に刺された跡が残っている場合や生の皮の状態から鞣す工程の中で虫に喰われて跡になる場合があります。一部ではなく、全体に広がっている時もあり、深度とともに見極めながら使用可否を検討しています。 ●ほくろ 虫喰いの穴あるいは虫に刺された跡です。生きている時に虫に刺された跡が残っている場合や生の皮の状態から鞣す工程の中で虫に喰われて跡になる場合があります。一部ではなく、全体に広がっている時もあり、深度とともに見極めながら使用可否を検討しています。
染料仕上げや素上げ調の革は特に傷跡が目立ちやすい点に加えて、色の濃淡が違って見えることもあります。同じ一枚の革でも繊維の詰まりが異なるため、染色にムラが発生します。そのため、同じ《キャメル》というカラー名であっても、裁断した部位によって濃いキャメル、薄いキャメルなどの種類が生まれます。染料仕上げ+素上げ調は革本来の風合いを楽しめる代わりにこのように個体差ができることがあり、それが素材の最大の特徴でもあります。
おすすめとしてタンニン鞣し素上げ調の仕上げによるアイテムをご紹介します。これらのアイテムの特徴は前述に取り上げたような「傷跡」が表情として表れやすい点に加えて、革本来の表情が楽しめるとともに経年変化を大きく感じられることです。