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爪とぎがベッドになった|あいつがとろける理由

公開日:2026/10/14 更新日:2026/10/14

編集長ゴリさんより

買ったのは爪とぎだった

爪とぎを買ったのに、ベッドになった。このソファー型の爪とぎについて、いちばん多く届く声がこれだ。 楽天のレビューは2,164件、平均★4.75、★4以上が96.6%(2026年10月6日時点)。店が取り込んでいる1,229件(2024年7月〜2026年9月)を読むと、寝る・くつろぐことに触れた声が4割を超えている。 研ぐための道具が、寝るための場所になる。考えてみれば妙な話だ。 だが、ひじ掛けにあごをのせて目を細めるあいつらの顔を見れば、理屈は後からついてくる。今回は、なぜそうなるのかを形から読む。 断っておくが、爪とぎとしての役目を捨てたわけじゃない。研いで、そのまま横になる。一つの場所で両方が済む。 それを「ベッドになった」と言っている。俺はそう受け取っている。

とろける形には理由がある

まず、ひじ掛けの高さだ。猫が寝ころんだとき、ちょうど頭がのるように作ってある。あごを預ける場所があると、あいつらは首の力を抜く。 次に、約10cmの背もたれ。背中を預けられる壁があると、体を思い切り伸ばす。爪とぎで背もたれまで付いたものは、意外と少ない。 そして台座。セットすると床から9.5cm上がる。一段高い場所は、猫にとって落ち着ける場所だ。 爪とぎ面は四層強化ダンボールで、研ぎカスは出にくく、硬すぎない。研ぐ、伸びる、横になる。この流れが一台の上で途切れない。 それが、あいつらがとろける理由だと俺は見ている。 寝る場所を選ぶのは、人間じゃない。あいつらだ。 あごを預ける場所、背中を預ける場所、少し高い場所。この三つがそろうと、猫は体の力を抜く。ソファー型の爪とぎは、その三つを一台に収めた形だ。理屈で作って、あいつらの寝顔で答え合わせをしている。

猫を撮るプロの現場で

猫の写真で知られる写真家、五十嵐健太さんがいる。代表作は『飛び猫』(KADOKAWA)、著書は累計10万部を超える。 その五十嵐さんが、撮影現場でこのソファーを使っている。本人のコメントはこうだ。 「キーテイルさんのソファーがあると、猫達が驚くほどリラックスするんです。」 「僕の撮影では、なくてはならないアイテムです。」 撮影現場は、猫にとって慣れない場所だ。そこで猫の力が抜けるかどうかは、写真の出来を左右する。 猫の表情を毎日追いかけている人間がそう言うなら、聞いておく価値はあるだろう。 ちなみに、このソファーには飛び猫柄もある。五十嵐さんの「飛び猫」の写真をもとに、イラストにした柄だ。 猫を撮る人間と、猫が寝る道具。その両方に同じ名前が並んでいるのは、悪くない話じゃないか。

選ぶ前に測るもの

寝床として使うつもりなら、数字は測っておいてくれ。 ソファーは幅60cm・奥行27cm・高さ13.5cm。台座は幅47cm・奥行25cm・高さ6cm。体の大きい猫でも収まって寝ているという声はあるが、体格は一匹ずつ違う。あいつが寝そべったときの長さと比べるのが一番確かだ。 色は10色。一番出ているのはライトウッドグレインだ。床や家具の色に合わせて選べばいい。 二匹以上いる家なら、ソファーと台座を横に並べて、寝床を二つにする手もある。高さが違うから、台座側はタオルで調整するといい。 寝方は猫それぞれだ。ひじ掛けを枕に横になるやつ、背もたれに背中をつけて丸くなるやつ、腹を出して大の字になるやつ。 どの寝方でも収まるかどうか。最後は、あいつの寝姿を思い浮かべて決めてくれ。

よくある質問

Q. 爪とぎとしては使わなくなるのか。 A. そうとは限らない。研いでから、そのまま横になるという声も多い。爪とぎと寝床が同じ場所にあるのが、この形の持ち味だ。 Q. 届いてすぐ使うものか。 A. すぐ使ったという声は、取り込んだレビューのうち200件ほどある。ただ、猫にも気分がある。よく寝ている場所の近くに置いて、待ってやってくれ。 Q. 替えどきはいつか。 A. 爪の引っかかりが悪くなってきたら替えどきだ。消耗品だと割り切って、気持ちよく研がせてやればいい。 Q. 開けたとき、においはあるか。 A. 段ボールのにおいが気になったという声は、少しだがある。風通しのいい場所にしばらく置いてから渡すといい。 あとは、あいつと相談して決めてくれ。
更新日:10/16(10/09〜10/15集計)