ペディキュアの季節です。
足爪に関することで悩まれていらっしゃる方が多いと思います。
爪の形が悪いとか小さいとかの悩みであればネイルサロンで解決するでしょう。
しかし、悪性黒色腫のように、すぐに治療が必要になる病気の場合もあります。
爪の変形や変色の場合、何科に行けばいいのでしょうか? とよく聞かれます。
爪白癬など内服や外用の抗真菌薬の処方は皮膚科、内臓疾患によるものは内科、外傷による損傷は外科です。
しかし受診前に自分では原因を確定できませんので、皮膚科へ行かれる方が多いですが、爪に関する疾患を取り扱っていない医療機関が多くあります。
爪の疾患は一般的に診断が難しく、治療にも時間がかかります。
日本には爪専門医は存在しませんが、足病医学会に所属している爪を得意としている医師がいます。
「爪外来」「フットケア外来」へ行かれることをお勧めします。
ネイルサロン等で○○術式などの施術をしていることがありますが、お勧めしません。
どこで白癬菌に感染してしまったのか?
考えられる場所はたくさんありますが一番多いのは、温泉やプール、スポーツジムなどの公共施設や自宅の浴室で、感染者の足から落ちた白癬菌が付着しているバスマット、タオル、脱衣所の床、共用スリッパです。
通常、最初は足の皮膚に感染し、皮膚の角質をエサにして増殖し爪に感染します。
爪の白濁や筋、黄色や茶色に変色、爪が厚く変形し、もろくなってボロボロと剥がれたり、爪床から浮き上がり剥がれてしまいます。
末期、痛みが生じ歩行困難になることもあります。
まずは皮膚科で白癬菌抗原検査して診断後、内服薬を開始します。
内服薬の副作用で肝臓に異常が出ることがあるため定期的に血液検査をし、通常、爪が新しく生え変わるまで内服します。
皮膚の水虫薬の場合は塗り薬が多いですが、爪水虫の塗り薬では治りません!
早期に治療を開始するほど治癒しやすく、症状により数ヶ月から1年以上の期間がかかります。
爪水虫は皮膚の水虫とは原因になる菌は同じですが、治療法や治りやすさは異なります。
爪カンジダ症、爪乾癬、爪甲鉤彎症などは爪水虫の症状と似た症状がでるため自己判断せずに検査を受けましょう。
足を清潔に保ち、乾燥させることで白癬菌の増殖を抑えることができます。
日本皮膚科学会では、白癬菌が付着してから24時間以内に綺麗に洗浄すれば感染を防ぐことができると述べています。
また、免疫力が低下していている場合は感染しやすいので注意が必要です。
監修・執筆:
ジャパンネイルスクール 学校長
美容学博士 レーヌ森