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刺子織生地の縫製・お取り扱いについて

公開日:2025/12/17 更新日:2026/06/05
刺子織生地の購入をお考えの皆様へ。 このページでは、「刺子織(さしこおり)生地」と言われる、ちょっと変わった生地について、よくいただく質問内容をまとめてみました。 聞いたことも、触ったこともない人が多い「刺子織生地」。 縫製にオススメのミシン針の種類や糸、生地の縮率など実際の作品作りに関する大事なアレコレが載っています。 ちょっと長くなりますが、ご購入に迷っている方は是非最後までご覧になってみてください。

■刺子織生地(さしこおり)生地って何?

おそらく「サシコ」と聞いた時、文様などの刺繍を手で施す「刺し子」を思い浮かべる方が多いと思います。 ただ、ここでご紹介する「刺子織生地」は手縫いの「刺し子」とは別物。 簡単にいうと、生地を丈夫にするための「手縫いの刺し子」を、機械織で再現した物を「刺子織生地」と呼んでいます。
「刺子織生地」は太い経糸をあえて浮かして生地に織り込んだもので、なんともいえない糸のデコボコ具合が特徴です。 今では主に、剣道着や柔道着として使われています。 平織の生地よりも丈夫で、しっかりとした厚みもあります。 衣類や雑貨など何でも使える万能な生地です。 別のページで、より詳しく説明していますので、気になる方は以下の画像からどうぞ。

■生地の縮率(縮み率)について

刺子織生地は、基本的にベースとなる細い糸と、特徴的な刺し目となる太い糸という、数種類の糸を組み合わせて織り上げています。 特に刺し目部分は糸を浮かして織っているため、洗うと目が詰まって「縮み」が出ます。 詳しく言うと「縦方向に大きく縮みが出やすく」なっています。 横は縦ほどは縮みません。 もともと綿素材自体が水に濡らすと縮むという特性を持っていますが、当社の刺子織生地は殆どが綿100%素材。 そのため、通常の平織の生地よりも縮みを表す「寸法変化率(縮み率)」が高くなっています。 例えば当店人気の藍染の刺子織生地「No.60001 ウォッシュ」。 こちらは生地を作る工程で洗いをかけているので、寸法変化率は「3%前後」になっています。 つまり、1mの生地を洗うと3cm程縮むという事です。 変わって、同じ織り方で作られた「No.50001「彩」刺子織」。 こちらは藍染では無く製造方法も違うため、寸法変化率は「約7~8%前後」と先程の生地よりだいぶ縮みます。 同じ織り方でも、生地によって異なることが分かります。
それぞれのページに寸法変化率(縮み率)を記載しております。 お買い上げになるときには縮むことを考えて、製作する作品の必要m数から余裕を持った長さでご購入ください。 ※ただし、洗い方や干し方などでも縮み具合は変わるため、必ずしも変化率通りに縮むとは限りません。 縫製・裁断前には、この後に解説する「水通し」をされることをオススメします。

■刺子織生地の水通しについて

前述のように、刺子生地は水にぬれると生地が縮みます。 その為、当店では美しい作品を作るために、縫製前に「水通し」をすることをオススメしています。 これは刺子織生地に限らず、ほとんどの生地でも言えることですが、販売されている生地はそのままの状態だと生地目がゆがんでいる事がほとんどです。 特に濡れた状態の刺子織生地は、刺し目の部分が伸び縮みしやすく、強く引っ張るとよれてしまう事がよくあります。 せっかくの作品を素敵に仕上げるためにも、水通しをして地直しをしてみてください。 ★水通しの際に気を付ける事★ 生地表面に差し目の凸凹があるため、表面張力を起こして水が浸み込みにくい場合があります。 生地が浮かないように水の中でしっかりと押さえつけて空気を抜いて、長めに水につけておいてください。 特に、キナリ色のキバタ(織ったまま)の刺子織生地※は、綿糸由来の油などが残っているため、水が浸み込みにくく、はじいてしまう事があります。 半日程度水につけて、しっかりと水が滲みたのを確認してから脱水し、陰干ししてください。 また、藍染生地を水通しした場合、黄色い水(アク)が出ることがあります。 びっくりされると思いますが、何度か押し洗いをするような形で水を変えていただければ、だんだんと黄色い水は出なくなります。 ★長めに水に浸ける必要のある生地※はコチラ★ ↓

■縫製にオススメの針と糸について

刺子織生地は、デニムや帆布のような厚みがあります。 ハンドメイド作品でも取扱いしやすいように、当店の刺子織生地は同じ厚みの生地がほとんど。 大体の生地は以下の糸と針をご使用になるのがオススメです。 ★オススメの針・糸番手★ ●糸番手:シャッペスパンの「30番手」 ●ミシン針:14号~16号※ ※基本的には「14号」の針で縫製可能、ただし芯地を貼ったり、生地が厚く重なって心配な場合は、様子を見て「16号」をお使いください。 【一部生地での注意】 ただし、一部の特殊な生地「二重刺子織生地」は、分厚い生地の為、通常のミシンでは押さえが下りずに縫えない可能性があります。 厚地専用のミシンか職業用のミシンを使うことをオススメします。 こちらの生地は厚みはありますが、生地目がゆったりとしており柔らかい為、手縫いでも縫うことが出来ます。 その場合は、半返し縫いがオススメです。 ★該当の特殊な二重刺子織生地はコチラ↓

■裁断について

刺子織は、太い糸を使っているため、裁断端がほつれやすくなっています。 また厚地の為、縫い縮みが起こることもありますので、縫い代は多めにとることをオススメしています。 ほつれが気になる場合は、あらかじめ裏に芯地を貼ってほつれないようにするのも◎。 ほつれないとこまで糸を抜いても良いですが、物によっては糸を抜くことで1cm程度短くなってしまう事もあるので注意が必要です。

■生地サンプルもございます

いかがでしたか? 何か分からない事がございましたら、お気軽にお問合せくださいませ。 また、実際に生地を見て確認したい方の為に、「生地サンプル」もご用意しております。 小さいはぎれですが、水に濡らしたり、ミシンで縫ったりして本番前に生地の確認をすることが出来ます。 よろしければご利用ください。

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