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節分には落花生を撒こう

公開日:2026/01/20

鬼は外、福は内

みなさまこんにちは。 北海道新鮮マルシェのサイトウでございます。 立春の前日、と申しましてもあたり一面が雪景色では、どう考えたってまだ冬だよなあと思ってしまいます。 まあ、冬至から概ね一カ月半が経過して日が長くなったのがはっきりとわかるようになっております。これは春の兆しと言えましょう。 さて、立春の前日=節分は季節の変わり目。季節の変わり目には邪気(鬼)が生じるそうで、それを払うためにあれやこれやと行事を行うわけでございます。

豆まき=落花生な北海道

節分の邪気払いの代表例が「豆まき」でございます。 「鬼は外、福は内」と声をあげながら「豆="魔滅"」を撒くことで一年間の無病息災を願うわけですね。 では、そのときに撒く「豆」は?と聞かれますと、いわゆる『福豆』、炒った大豆が主流ではないかと思います。 "豆まき"で検索して出てくる画像もほとんどが大豆ですしね。 ですが、北海道や東北、信越、鹿児島や宮崎では大豆ではなく「落花生」が主流なのです。
なぜ豆まきに落花生を用いるようになったのか、諸説はございますが大きく分けて二つの理由があるようでございます。 まず一つが、「合理的であるから」 大豆にはない落花生ならではの特徴として、殻がついていることが挙げられます。これの何が良いって、撒いた後に拾っても殻のおかげで可食部はノーダメージなところですよ。特に北海道や東北などの雪の降る地域ですと、「鬼は外」と外に向けて撒くと絶対雪の上に落ちますから。大豆では食べる気しないですし、落花生の方が絶対に拾いやすいですし。 そういった合理性でもって、北日本で落花生での豆まきが広まっていった模様です。 もう一つが、「産地だから」 これは鹿児島や宮崎県での話になります。落花生の産地といえば千葉県が有名ではございますが、鹿児島や宮崎も主力の産地でございます。昭和30年代ごろから大豆の生産量が減少したのに対し、落花生の生産量は増大したことで、落花生の方がより安価に手に入るようになり豆まきに用いられるようになったのだとか。 …だったら千葉でも落花生が使われていいような気がいたしますが、依然大豆派が優勢の様子。しかしながら、地場産品の消費を増やす目的でプロモーションが行われ、落花生の使用も増えてきているようです。 日本一の大豆の産地である北海道で大豆が使われていないのは、やはり落花生の合理性にかなうことがなかったからなのでしょう。なんとなく北海道民らしいな、と思ってしまいます。

それで、落花生で鬼は外に行ってくれるのか

さて、一部地域で豆まきに落花生が用いられている理由はわかりましたが、豆まきの本来の目的である邪気払いはちゃんとできるのでしょうか? 落花生って要するにピーナッツのこと。豆ではなく、ナッツでは?と、思われる方もいらっしゃるかもしれません。 結論から申し上げますと、邪気払いはできると思います。だってピーナッツって、ナッツじゃないので。 ➤落花生 #とは  マメ科の植物。多くの植物は花が咲いた場所に種子を形成するが、落花生は花が落ちた後に子房柄が地面に伸びて地中に種子を形成する。硬い殻をもつことからピーナッツ(pea=マメ科の nuts=ナッツ)と呼ばれているが、木の実ではないためナッツではない。

季節の変わり目には栄養のあるものを

さて、邪気払いとしての豆まきのあとは歳の数だけ豆を食べることになります。 鬼を追い払うほどのパワーを食べることで吸収しよう、という意図があるわけです。 食べやすさや片付けやすさを優先して落花生を撒いております北海道民の視点から考えてみますと、まだ寒い季節の変わり目に大豆を食べるのは栄養補給の意味もあったのではないかと思ってしまいます。なんてったって、豆まきの目的は無病息災の祈る事なのですから。 ▼栄養たっぷりの北海道産大豆をつかった惣菜をたべる