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お歳暮の時期はいつ?お歳暮とお中元の違いは?贈り方のマナーやおすすめギフトを紹介

公開日:2025/09/05 更新日:2026/10/01
お歳暮は、日本に古くから根付く「年末のご挨拶」としての贈り物文化です。お世話になった方や仕事でお世話になった取引先、日頃から感謝を伝えたい親族や友人へ、年末に感謝の気持ちを形にして贈る習慣が続いています。単なるプレゼントではなく「今年一年ありがとうございました」「来年もよろしくお願いします」という想いを込めて贈るため、日本人にとっては大切な年中行事のひとつとなっています。

お歳暮を贈る時期は?いつからいつまで?

お歳暮の時期は全国一律ではなく、地域によって贈る期間が多少異なります。以下は主な地域ごとの目安です。 ●関東地方:12月1日~12月20日頃まで 関東では比較的早めにお歳暮を贈るのが一般的です。年末が近づくと仕事納めや大掃除などで忙しくなるため、なるべく12月中旬までに届けると好印象です。 ●関西地方:12月10日~12月末頃まで 関西では関東より遅めに贈る習慣があり、12月いっぱいまでお歳暮の時期とされています。ただし、31日ギリギリになると「お年賀」とみなされることもあるため、できれば25日頃までに届けるのが望ましいです。 ●北海道・東北地方:12月初旬~12月20日頃まで 雪や天候の影響で配送が遅れる可能性があるため、早めの手配が安心です。 ●九州・沖縄地方:12月初旬~12月25日頃まで 九州は比較的関西に近い風習で、25日頃まではお歳暮として問題ありません。ただし、沖縄は配送日数がかかるため、余裕を持って贈ることが大切です。 お歳暮の時期は年々早まっている傾向にありますので、準備は早めを心がけましょう。

お歳暮の時期を過ぎてしまったら?

もしお歳暮の時期を逃してしまった場合でも、感謝の気持ちを伝える方法はいくつかあります。 ●12月31日までに贈る場合 遅くなってしまったとしても、年内であれば「御歳暮」として贈ることができます。ただし、ギリギリすぎると慌ただしい印象を与えてしまうため注意が必要です。 ●新年:松の内(1月1日~1月7日頃)に贈る場合 この時期に贈る場合は「御年賀」として贈ります。のし紙の表書きも「御歳暮」ではなく「御年賀」に変えるのがマナーです。 ●松の内以降(1月8日~2月上旬頃)に贈る場合 松の内を過ぎてしまった場合は「寒中御見舞」や「寒中御伺い」として贈ります。こちらも熨斗の表書きを変えることで失礼のない形で感謝を伝えることができます。 ●さらに遅れてしまった場合 2月に入ってからは「余寒御見舞」として贈ることも可能です。時期を外してしまっても、正しい形で贈れば相手に気持ちがしっかり伝わります。 遅れてしまったときは「時期が遅れて申し訳ありません」という気持ちを一言添えると、相手に丁寧な印象を与えられます。また、熨斗紙の表書きは「御歳暮」「御年賀」「寒中御見舞」「寒中御伺い」「余寒御見舞」など時期に合わせて必ず変更することが大切です。

お歳暮とお中元の違いについて

日本には古くから「贈答文化」が根付いており、その代表的なものが「お歳暮」と「お中元」です。どちらも日頃お世話になっている方への感謝の気持ちを贈り物に込める習慣ですが、贈る時期や意味、選ばれる品物には違いがあります。ここでは、その違いを詳しく解説します。 【 お歳暮とお中元の意味と特徴 】 ●お歳暮: 一年の締めくくりに贈る「感謝の贈り物」です。お世話になった方に対し、「今年一年ありがとうございました」「来年もよろしくお願いします」という気持ちを伝える役割があります。年末に贈るため、比較的豪華な品物や特別感のあるギフトが選ばれる傾向があります。 ●お中元: 夏のご挨拶として贈るもので、「半年間お世話になりました」「暑い季節を元気に過ごしてください」という意味合いがあります。時期は7月上旬から7月15日頃(関東)、7月中旬から8月15日頃(関西)とされています。夏の贈り物なので、涼を感じられる食品や日持ちのするもの、スタミナをつけられる食材がよく選ばれます。 【 お歳暮とお中元の関係 】 お歳暮とお中元はどちらも感謝の気持ちを伝える行為ですが、必ず両方を贈らなければならないという決まりはありません。 初めて贈る場合や、負担をかけたくない相手には どちらか一方だけ贈るのも一般的です。 どちらかを選ぶとすれば、より重視されるのは「お歳暮」です。これは、一年の総まとめとしての意味が強いためです。

お歳暮 のしの種類・書き方について

●お歳暮に使うのし紙の種類: お歳暮には、「紅白の蝶結び(花結び)の水引」が印刷された慶事用ののし紙を使用します。蝶結びは、何度繰り返しても良いお祝い事に使う結び方で、「毎年のご挨拶」というお歳暮の性質にも合っています。間違っても「結び切り」など、一度きりを意味する水引を選ばないように注意しましょう。 ●表書きの書き方: のしには「表書き(おもてがき)」として、贈る目的と贈り主の名前を記すのがマナーです。 【 上段:贈る目的 】 「御歳暮」または「お歳暮」が一般的です。どちらも間違いではありませんが、ビジネスシーンなどきちんと感を出したい場面では「御歳暮」がより格式高い印象になります。 ( 贈る時期が遅れた場合 ) ・1月1日~7日頃まで → 「御年賀」 ・1月8日~立春(2月上旬)まで → 「寒中御見舞」または「寒中御伺」 ・2月以降 → 「余寒御見舞」 【 下段:贈り主の名前 】 個人の場合はフルネームで、会社や団体として贈る場合は「会社名+部署名+代表者名」または「会社名のみ」でも構いません。家族連名にする際には、世帯主の名前を中央に記し、他の家族名は小さめに横へ並べる形式が一般的です。 ●のしの貼り方: のしには「外のし」と「内のし」の2つの貼り方があります。 ・外のし:包装紙の外にのしを貼る 感謝や挨拶の意をしっかり伝えたい場合、特にお歳暮では「外のし」が一般的です。相手に贈る目的が一目でわかり、丁寧な印象を与えます。 ・内のし:包装紙の内側にのしを貼る 控えめに贈りたい場合や、宅配で送るときなどは「内のし」も選ばれます。配送中の破損を防げるという実用的な利点もあります。相手との関係性や状況に応じて使い分けましょう。

お歳暮のお礼状の書き方・マナーについて

お歳暮を頂いたら、品物が無事に届いたことと、感謝とお礼の気持ちを伝えましょう。まずは日頃連絡を取っている電話やメールでも問題ありません。連絡をした後に送るお礼状は、3日以内に送るのがマナーです。(お歳暮が届いた日を1日とし翌々日まで) タイミングが遅れると、相手に不安や不快感を与えてしまうことがあるため注意が必要です。 また、お歳暮は感謝の気持ちの品ですので、お祝いのようにお返しの品を贈らずお礼状のみでもマナー違反ではありません。 しかしそれでは気が引ける場合は、お返しというよりも贈りあう気持ちを込めたお礼状とお品を準備しましょう。その場合、お相手よりも高価な品を贈るのは失礼にあたるので注意しましょう。 ●お礼状の基本構成と書き方 お礼状には大まかに以下のような構成があります: ・頭語(拝啓/謹啓/前略など) ・季節の挨拶と健康安否の言葉 ・お歳暮が届いたことへのお礼 ・近況や相手の健康を気遣う言葉 ・結語(敬具/謹言/草々など) 親しい関係の方へはハガキでも問題ありませんが、目上の方やビジネスシーンでは便箋(縦書き)+封筒の使用が望ましいとされます。 ●お礼状の例文 (個人向け) 拝啓 寒さ厳しき折、皆様にはお健やかにお過ごしのことと存じます。 このたびは結構なお歳暮の品をいただき、心より感謝申し上げます。 さっそく家族でありがたくいただき、温かなひとときを過ごすことができました。 寒さはこれからが本番となりますので、どうぞお体にお気をつけください。 来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。 敬具 (ビジネス向け) 拝啓 師走の候、貴社ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。 このたびはご丁寧なお歳暮の品を賜り、誠にありがとうございました。 社員一同、大変ありがたく頂戴いたしました。 年末ご多忙の折、どうぞご自愛いただき、良き新年をお迎えください。 今後とも変わらぬご厚誼を賜りますようお願い申し上げます。 敬具

お歳暮の予算は?失礼にならないマナー

お歳暮の贈り物は、金額よりも「気持ち」が大切。とはいえ、相場を大きく外れてしまうと、かえって相手に気を遣わせたり、マナー違反と受け取られることもあります。贈る相手との関係性や用途に合った適切な価格帯で選ぶことが、相手に負担を与えず、好印象を残すためのポイントです。 ●一般的なお歳暮の予算相場:3,000円~5,000円 上司・取引先(会社関係) : 3,000円~10,000円 両親・義両親       : 3,000円~5,000円 親戚           : 3,000円~5,000円 友人・知人        : 2,000円~3,000円 恩師・仲人・習い事の先生 : 3,000円~5,000円 特にお世話になった方   : 10,000円前後 ※あまりにも高価すぎる贈り物(1万円以上)は、かえって相手に気を遣わせてしまうため、特別な事情がない限り避けた方が無難です。

【 お歳暮のおすすめギフト:予算別 】

★予算 2,000円~3,000円

★予算 3,001円~5,000円

★予算 5,001円~10,000円

★予算 10,001円以上~

【お歳暮のおすすめギフト:世代別 】

お歳暮の贈り物は、お相手の年代や生活スタイルに合わせて選ぶことも重要。ここでは、20代~60代以上の各世代別に、お歳暮で人気&おすすめのアイテムを紹介します。 ●20代・30代に喜ばれるお歳暮ギフト 若い世代はライフスタイルが多様で、単身世帯や小さな家庭が多いのが特徴です。実用的でコンパクトなものや、トレンド感のあるギフトが好まれます。 おすすめ品: ・コーヒー・紅茶セット(仕事や家事の癒しに) ・トレンド感あるスイーツ(SNS映えするアイテム) ・簡単に調理できるグルメ惣菜 ・冷凍グルメ・レトルト食品(忙しい毎日に) ◎SNS映えやパッケージのセンスも重要。オシャレで健康志向なブランドを選ぶとより関心を引きやすくなります。 ●40代に喜ばれるお歳暮ギフト 40代は家庭や仕事が安定し、家族と一緒に楽しめるギフトが喜ばれる世代です。実用性に加えちょっと贅沢感のあるギフトが人気です。 おすすめ品: ・和菓子・洋菓子詰め合わせ ・ハムやソーセージなどの加工肉ギフト ・すき焼き用の和牛セット ・海鮮グルメ(カニ・いくら・鮭など) ・お酒のおつまみになるギフト ・鍋用のスープや食材詰め合わせ ・高級調味料セット(醤油・出汁・オリーブオイルなど) ◎家族団らんで楽しめる食材や、お酒と相性の良い食品が人気。 ●50代に喜ばれるお歳暮ギフト 健康意識がより高まり、親戚づきあいや職場での立場も重要になる世代。高級感+健康配慮+万人受けがキーワードです。 おすすめ品: ・高級ハム・ソーセージ ・魚介類の西京漬けや漬け魚セット ・高級茶(静岡茶など) ・健康サポート食品(オリーブオイル・ヘルシー調味料) ・無添加ジュース・野菜スープセット ◎体に優しい上質なものを贈ることで「気遣いのある贈り物」として喜ばれます。 ●60代以上に喜ばれるお歳暮ギフト 体調や食の好みを考慮した贈り物が喜ばれます。重たいものや調理に手間がかかるものより、すぐに食べられる・日持ちするものが安心です。 おすすめ品: ・日持ちする和惣菜 ・高級和菓子・羊羹・カステラ ・煮魚・煮物などのレトルト惣菜 ・だしパックや調味料の詰め合わせ ・海苔・お茶漬け・佃煮などご飯のお供 ◎無理なく楽しめる食品や、孫と分け合えるギフトなど喜ばれます。包装紙やのしもきちんとした形で贈ると丁寧さが伝わります。

☆20代・30代におすすめ

☆40代におすすめ

☆50代におすすめ

☆60代以上におすすめ

【お歳暮のおすすめギフト:シーン別 】

お歳暮を贈るお相手や用途・シーン別おすすめアイテムを紹介します。 ●上司・職場関係者へのお歳暮 おすすめギフト: 老舗の高級菓子(和菓子・焼き菓子など) 高級お茶・コーヒーセット 高級調味料(出汁・醤油・オリーブオイル) ハム・肉加工品の詰め合わせ カタログギフト(選んでもらえる安心感) 選び方のポイント: 相手に気を遣わせすぎないよう、3,000~5,000円または5,000円~10,000円程度の上質な品が無難です。のしは「御歳暮」「会社名+氏名」の記載が望ましいです。直接渡せない場合は、手紙または礼状を同封するのが丁寧な印象を与えます。 ● 取引先・法人へのお歳暮 おすすめギフト: 高級菓子・焼き菓子詰め合わせ(複数人で分けられる) コーヒー・紅茶のギフトセット 地元の名産や特産品(地産地消に通じる) カタログギフト(複数の選択肢を提供できる) 包装対応&のし名入れができる法人向けギフト 選び方のポイント: 「会社宛」に贈る場合は、個別包装や小分けになっているものが喜ばれます。価格帯は3,000~5,000円または5,000円~10,000円程度が目安。のしは「御歳暮/会社名」とし、代表者名を入れるとより丁寧です。納品書・請求書は同梱しないのがマナー。 ●親・義両親・親戚へのお歳暮 おすすめギフト: 季節のスイーツ(芋・栗・みかんなど) 和惣菜セット・お茶漬け・海苔・だし 麺類(うどん・そばなど) 高級調味料 選び方のポイント: 相場は3,000~5,000円程度。「毎年楽しみにしている」と言われることも多い親戚宛のお歳暮は、季節感や食べやすさが大切。日持ちする・常温保存できる食品が人気です。感謝の気持ちが伝わるメッセージカードを添えるのもおすすめです。 ● 友人・知人へのお歳暮 おすすめギフト: 見映えするパッケージの焼き菓子・スイーツ すこし高級な出汁や醤油などの調味料 おしゃれなグルメ・レトルト食品 お酒に合うおつまみ 選び方のポイント: 相場は2,000~3,000円程度。形式張りすぎず、センスや個性が光るものを選ぶと喜ばれます。「贈る楽しさ・受け取る嬉しさ」を重視し、気軽なメッセージやLINEでの一報も嬉しいポイントになります。

まとめ:お歳暮は、金額よりも感謝の気持ち

お歳暮の本質は「感謝を形にすること」。相場に沿いつつ、無理なく心のこもった一品を選びましょう。もらって嬉しいと思ってもらえるギフトで、今年一年を締めくくる、感謝の気持ちを伝えましょう。