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おいしく、たのしく減塩。「エレキソルト」

公開日:2025/11/10 更新日:2025/11/14
減塩をサポートする食器〈エレキソルト〉をご存知ですか?電気の力で塩味を増強させる(※)...と聞いても「?」が浮かぶと思いますが、"減塩でもおいしい"をあたりまえにする、注目のアイテムなんです。今回は、その仕組みや使い方について、キリンホールディングス株式会社の佐藤さんに詳しくお聞きしました。活用法は減塩だけじゃない?健康を意識する方の、自分用にもギフトにもぴったり。気になる方はぜひチェックを! ※体感には個人差があります。また、料理によっても感じ方が異なる場合があります。 ※本品は医療機器ではございません。 ※エレキソルト スプーンをエレキソルト カップ内に入れると、適切な電流が流れず、体感が得られない可能性があるためご注意ください。

■対象商品

電気の力で塩味を増強?どういう仕組み?

キリンホールディングス株式会社 エレキソルト事業責任者 佐藤 愛さん ―今日はよろしくお願いします。とても不思議なアイテムなので興味があります! 佐藤さん:こちらこそ、よろしくお願いします。なんでも聞いてください! ―ではいきなりですが、〈エレキソルト〉とはどんなアイテムか、解説をお願いします。 佐藤さん:〈エレキソルト〉は、微弱な電気を流すことで塩味などを増強させ(※)、食事をおいしく楽しんでいただくための減塩サポート食器です。 ※体感には個人差があります。また、料理によっても感じ方が異なる場合があります。 ―電気で塩味が増強、というのが想像できないのですが...どんな原理なのでしょうか。 佐藤さん:通常の食事の場合、口の中はさまざまな味の成分が分散した状態になり、それらの中で舌の味を感じる細胞に触れた分だけが味として認識され、その他は認識されずに身体に吸収されます。要するに、すべての味の成分が味として認識されるわけではないのですが、〈エレキソルト〉は特殊な電気の流れを用いて味の成分を舌に引き寄せ、身体が感じる味わいを増強させる(※)効果があります。
こちらが塩味を感じる仕組み。口の中で分散された塩味の基となるナトリウムイオン(Na⁺)を、食品を介して微弱な電流を流すことで舌に引き寄せ、味を増強(※)させて認識させます。 ※体感には個人差があります。また、料理によっても感じ方が異なる場合があります。 ―なるほど。普通に食べるよりも味の成分を多く認識できるようになるから、少ない塩分でも塩味を感じられるということですね。 佐藤さん:その通りです。味の成分のうち、電気的な性質を持った塩味やうま味、酸味といった成分を増強します。電気的な性質を持っていないと引き寄せ効果が得られないので、例えば砂糖の甘味などは増強することができません。 ―なんだかとても不思議...。〈エレキソルト〉が誕生した経緯も気になります。 佐藤さん:私は元々、食品の素材を開発する研究者だったんですが、大学病院の先生などから減塩の難しさについては常々お聞きしていて。減塩食に対して味に不満を抱えている方が多いという調査結果もあり、もっと楽に減塩する方法はないかと思案する中で、VR(バーチャルリアリティ)の研究領域で活用されていた「電気の力で味を変化させる」技術に辿り着きました。
減塩食の課題に関する調査結果 ―その技術を減塩のために応用したと。 佐藤さん:はい。減塩食に合う電流の流し方を研究し、日常生活で使える形にしたのが〈エレキソルト〉です。もちろん主となるターゲットは減塩したい方で、自分用だけでなく、ご家族へのギフト需要もあるのかなと。また、まだ明確に健康課題を抱えていない若い世代にも、将来のために減塩に関心を持つきっかけとしていただければと思っています。 ―健康面はもちろんですが、さまざまなニーズがありそうですね。 佐藤さん:2024年に第1弾としてスプーンを発売しましたが、本格的に減塩したい方にも、いつもの食事をちょっと薄味にしてみようかなという方にも気軽にお使いいただきたいので、そういった意味では幅広い方が対象ですね。

汁物をおいしく。新登場のカップは麺類にも

―今回はスプーンがリニューアルされ、新たにカップも登場しました。機能面やデザイン面、使い方といったポイントを教えてください。 佐藤さん:ではまず、エレキソルト カップから。薄味のスープでも、味の満足感をしっかり感じられます。 ※体感には個人差があります。また、料理によっても感じ方が異なる場合があります。 佐藤さん:減塩されている方にお話を聞くと、日常でおいしい汁物を味わいたいという声がとても多かったんです。汁物を薄味でおいしくつくるのはなかなか難しいので、その願いを叶えるために開発しました。 ―どのように使うんですか? 佐藤さん:普通のカップでスープなどを飲むのと変わりません。電極パネルが付いた持ち手を握り、カップに口をつけて飲むと、カップの内底にある電極からスープを介して口と腕に電気が通り、持ち手の電極に戻ってきます。この1周の「電流の流れ」ができることで、味わい成分を引き寄せる効果が生まれるんです。電流の強さは3段階で調節可能ですが、初めて使う際はレベル1からお試しください。
カップの内底と持ち手に電極が付いています。 ―麺を介して電気が伝わるって、なんだか面白いですね。カップを設計する上でこだわった点はあるのでしょうか? 佐藤さん:設計上のポイントは、扱いやすい重さや重量のバランスですね。洗いやすさも考えて、形状も角や溝がないフォルムに。食卓に自然となじむデザインもポイントで、容量はたっぷりと300mL以上入るようにしました。 ―普通に洗えるんですか? 佐藤さん:カップ部分と底蓋部分は取り外しができ、カップ部分は食洗機でも洗うことができます。今回の開発にあたっては美容機器メーカーの「ヤーマン」さんにもご協力いただき、安定した通電や防水性の技術を搭載することができました。汁物を入れて使うものなので、防水性は必須になりますからね。

スプーンも、より使いやすくリニューアル

―続いてエレキソルト スプーンの紹介を。リニューアルのポイントも教えてください! 佐藤さん:第1弾で「サイズが大きい」という声をいただいたので、全体的にサイズダウンしました。食洗機で洗いたいという声も同じく多かったので、先端部分は外して食洗機でも洗える仕様に。その2点が大きな改良ポイントですね。また、これもお客様からの声を受けて、電源をコンビニなどでも購入できるリチウムコイン電池に変更しました。 ―こちらの使い方は? 佐藤さん:原理はカップと同じです。持ち手の裏側の電極パネルに触れるように持ち、料理をすくって口に運ぶと、スプーン先端の電極から食品を介して電気が口と腕を通り、持ち手の電極へつながります。電流の強度レベルの調節は、カップと同様に3段階で。
持った時に自然に手に触れるように、持ち手の裏側に電極が付いています。 佐藤さん:チャーハンやカレーなどにぴったりですが、こちらもカップと同じく麺類にも応用可能です。スプーン先端をスープに浸けた状態で持ち手の電極パネルに触れながら手に持ち、逆の手で麺を口に運ぶと、電気の道ができるので同様の効果が生まれます。 ―スープに浸ける...これまた不思議で面白いです! 佐藤さん:先端の電極に口をつけなくても、電気の通る道ができればOKなんです。でも不思議に思いますよね(笑)。設計の面では、扱いやすさを考えて重量バランスには特にこだわりました。カップとスプーンの見た目のデザインもお揃いに。持った時に自然に触れる、持ち手の電極パネルの位置や大きさもポイントですね。 ―こういう使い方は効果が得られにくい、といった〈エレキソルト〉シリーズを使う際の注意点などはありますか? 佐藤さん:電流を0.5秒ほどかけてじわっと流す仕組みなので、カップは自然な食べ方で問題ないと思いますが、スプーンは早食いでパクパクと口に運んでしまうと効果が十分に得られません。口に運んでから、ひと呼吸ほど置くようなイメージの食べ方がおすすめです。 ―ちなみに、どんなに薄味でもおいしくなるんですか? 佐藤さん:塩分30%減程度の"ちょっと物足りない"くらいの味付けのものが、ちょうどよい塩加減に感じる、といった変化だと思ってください。〈エレキソルト〉は劇的に料理の味を変化させるものではないので、それは覚えておいていただきたいです。 ―でも30%減できれば、かなりの減塩になります。"減塩でもおいしい"をあたりまえにすることができそうですね。 佐藤さん:日本人は全体的に塩分を摂りすぎの傾向があるので、既に減塩されている方だけでなく、多くの皆さんに〈エレキソルト〉を使っていただきたいですね。

ちょっと気になる、素朴な疑問をQ&Aで

―ここで、いくつか素朴な疑問をぶつけさせていただきます! 佐藤さん:はい!お答えします! Q.普通の食事を〈エレキソルト〉で食べると味が濃くなりすぎる? A.基本的には、元の味が濃いと増強効果はわかりにくいです。体感の個人差が大きいのですが、中には濃い味のものがさらに濃くなると感じる方もいるようです。 Q.どういう方が効果を感じやすいの? A.まだ詳しくわかっておらず...多くの方は増強効果を感じるのですが、年齢性別に関係なく効果を感じにくい方も一定数いて、中には体質的に電気の雑味を感じてしまうという方も。本当に個人差が大きいです。
塩味増強の体感についてのアンケート ※体感には個人差があります。また、料理によっても感じ方が異なる場合があります。 ※「一風堂」のとんこつラーメン「白丸元味」から塩分を30%オフし、「エレキソルト スプーン(ES-S001)」を用いて喫食する減塩ラーメン「減塩白丸元味」を共同で開発し、4日間限定で販売しました(2024年12月)。本イベントの体験者399名のうちアンケートに任意でご回答くださった229名の回答を集計したものです。 ※「増強された」は、「想像以上に増強された」「想像通りに増強された」「増強されたが想像以下であった」と回答した人の合計です。 Q.カップとスプーンを同時に使えば効果は倍増? A.お互いの電流が干渉してしまい、味わい増強・倍増ということにはならず、むしろ効果が落ちてしまう可能性があるので、おすすめできません。両方に電気が流れる状態で食べるのも、なかなか難しいと思います(笑) Q.このカップで水を飲むと塩水になる? A.「白米が塩むすびみたいな味になるの?」という質問もよくお受けしますが、引き寄せの対象となる成分が存在しないと味は変化しません。なので、水が塩水になることはなく。ゼロからは生まれないということですね。 Q.スイーツを食べるとどうなるの? A.隠し味などで塩を使っているものであれば、効果は感じられます。うま味や酸味も増強されますが、それによっておいしく感じるかは人それぞれなので、スイーツに使うのは好みが分かれるかもしれません。 Q.減塩目的以外の使い方は? A.お客様からは、コーンスープなどの甘めの味付けのメニューの味の引き締めに使っている、フルーツゼリーやジュースの果実感をより楽しむために使っている、といった声も届いています。もちろん基本は減塩のためですが、原理を理解すればいろいろな応用が可能です。 Q.電気を流して身体に悪影響はない?毎日使わないほうがいい? A.使っている電流は本当に微弱なものです。最近は美顔器などの顔付近に使用するアイテムでも電流を利用したアイテムが多々ありますが、それらと同じかそれ以下の強さなので、そこはご安心ください。頭部に流す電流の基準値は医学会でも決まっているので、もちろんそれも遵守しています。