旧暦の10月(新暦の11月)は茶道の「炉開(ろびら)き」の季節です。
茶道にも欠かせないお道具のひとつ「茶道用扇子」
新暦では、「炉開き」は10月下旬から12月上旬頃に行われます。「茶人の正月」と言われることもあり、茶道の重要な行事です。炉という茶用の囲炉裏を開いて火を起こし、その年に摘み取られた新茶で新たな年を迎える、という感謝と喜びの日です。新茶が詰まった茶壺の口を開ける事を「口切り」といい、正式な「口切りの茶事」が行われる事もあります。
茶道において扇子は、挨拶をするときや茶室に入るとき、また茶道のお道具を拝見するときなどに使います。扇子を閉じたまま、自分の膝前に置くことで、自分と相手の「境」を示します。そうすることで、相手への敬意も表現しています。
よく耳にする茶道の流派【表千家】と【裏千家】。
その違いは、作法や思想にあります。
表千家は、泡立てずに抹茶本来の深い味わいを出すことを重視します。
古来からの伝統を守り、茶道の精神をより深く追求することを大切にしています。
一方裏千家は、泡立ててまろやかな味わいになるよう、茶筅でしっかりと泡立てるのが特徴です。
また、伝統を守りながらも現代の生活様式に合わせた新しい作法を取り入れることで、茶道をより身近なものにしようと努めています。
扇子のサイズも、流派によって一般的な寸法が異なります。
ただし、最も大切なのは、自分の手にしっくりと馴染み、心地よく感じる“お気に入り”を選ぶことです。
男性 6寸(約18cm)
女性 5寸(約15cm)
白竹堂では閉じた際に小紋柄が浮かびあがるよう、扇子の脇に柄を施したオリジナルの茶道用扇子「脇彩(わきいろ)」もございます。
他にも干支やお花、縁起の良い柄など、さまざまな絵柄を取り揃えております。
秋はお茶会も多い季節。京都では神社仏閣で様々なお茶会が開かれます。お気に入りの茶道用扇子を持ってお茶会にお出かけされるのもおすすめです。