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自然と伝統が育む《三種町のじゅんさい》

公開日:2025/08/04 更新日:2026/06/05
秋田県三種町(みたねちょう)は日本国内でも有数のじゅんさい産地。澄み切った水質、豊かな自然、そして古くから受け継がれる手仕事の技が融合して、風味豊かで鮮やかな「じゅんさい」が生まれます。

01|清涼の源、白神山地からの水

世界自然遺産「白神山地」や「出羽山地」から湧き出すミネラルたっぷりの清らかな水が、じゅんさいの生育環境にはとても重要です。この豊かな水がぷるんとした透明な膜(ぬめり)を形成し、つるんとした喉越しと舌の上で軽やかにほどける食感を楽しめます。

02|舟に乗って摘む伝統の手仕事

毎年5月から8月にかけて、小舟に乗ってじゅんさいをひとつずつ手で摘んでいく光景は、三種町の夏を体現する風物詩。摘み手は舟の後ろでバランスをとりながら深さ約80~1mほどの沼に手を伸ばして、透明なゼリー状に覆われた若芽を丁寧に取り上げます。繊細な作業ゆえに、技術的に要求されるものは大きく、高齢化や後継者不足が懸念される状況にも関わらず今もこの伝統は守り続けられています。

03|食材としての魅力

三種町のじゅんさいは、主に若芽の"ぬめり"部分を食用として摘み取り、そこには酸性多糖類やポリフェノールが豊富に含まれています。低カロリーで消化もよいことから健康志向の食材として注目されています。見た目の涼やかさとぷるぷる、つるん、とした喉越しは、夏の暑さを忘れさせる爽やかな清涼感を与えてくれます。

04|食べ方と楽しみ方

じゅんさいは沸騰したお湯で1-2分サッと茹で、氷水で冷やしてからいただきます。三杯酢、わさび醤油、おろし生姜やきゅうりを添えていただくのが定番。あっさりしながらもじゅんさい本来の清涼感が存分に楽しめます。 また、三種町を代表する夏の郷土料理が「じゅんさい鍋」。比内地鶏のだしをベースに、ごぼう、セリ、きのこ、豆腐など旬の素材を煮込み、締めにたっぷりのじゅんさいを加えて食べるのが地元ならではの夏の風物詩。 他にも味噌汁やお吸い物の具、うどんや蕎麦のトッピングにもおすすめです。

05|手軽にいつでも食べられる水煮

夏が旬のじゅんさいを通年で楽しめるのが加工品。水煮じゅんさいはすでに茹でてあるため、届いてすぐに料理に加えることができます。自然と伝統が育む三種町のじゅんさいをぜひご賞味ください。