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農園を訪ねて知った、佐賀県産ドライいちじくができるまで

公開日:2026/10/05 更新日:2026/10/05
くらしのポトフで販売している、 佐賀県産の無添加ドライいちじく。 このいちじくが、どこで、どんなふうに育ち、 誰の手によって商品になっているのか。 私たちは実際に農園へ足を運び、 いちじくが育っていく様子や、 収穫、加工の現場を取材してきました。 何度も農園を訪れるなかで見えてきたのは、 商品ページだけではなかなか伝えきれない、 たくさんの人の手と仕事でした。

佐賀県小城市の「ハピネス農園」へ

ドライいちじくが育つのは、 就労継続支援B型事業所 ジョブクリエイトが運営する「ハピネス農園」。 農園を訪れると、 いちじくの木のまわりで草を取る人、 実の状態を確認する人、 収穫する人。 利用者さんそれぞれが、 自分の役割を担いながら作業されています。 私たちが取材した暑い夏の日も、 利用者さんが一つひとつ手作業で 草取りをされていました。 作業が終わった場所と、 まだ作業前の場所を比べると一目瞭然。 一本一本のいちじくの木が、 こうした日々の仕事によって 守られていることが分かります。

農園で育っているいちじくは、実は6種類

農園を取材していて驚いたことのひとつが、 育てられている品種の多さでした。 取材を始めたころ、私たちも6種類ものいちじくが育てられていることを知りませんでした。 ハピネス農園では、 ・ビオレソリエス ・ネルゴラルゴ ・カリフォルニアブラック ・バナーネ ・ほうらいし ・ドーフィン 6種類のいちじくが育てられています。 色も、大きさも、形も、それぞれ違います。 収穫されたさまざまな品種のいちじくを使って作られるため、 ドライいちじくも一袋の中で、 大きさや色、食感などに個性があります。 それも、このドライいちじくの楽しみのひとつです。

収穫は「色」だけでは決めません

いちじくの収穫を見せていただいたとき、 印象に残ったことがあります。 利用者さんは、 いちじくを一つずつやさしく触りながら、 実の状態を確認していました。 色や大きさだけで判断するのではなく、 やわらかさや熟れ具合も確かめながら収穫していきます。 いちじくは、とてもデリケートな果物。 だからこそ、 一つひとつ実に触れながら見極める作業が欠かせません。

お尻が割れたいちじく。その先は?

ある日の取材中、 利用者さんが見せてくださったのが、 お尻の部分が大きく割れたいちじくでした。 完熟が進んだいちじくは、 お尻の部分に亀裂が入り、 花が開いたような姿になることがあります。 実は、こうした完熟したいちじくは、 とてもおいしいのだそう。 でも、亀裂が入ったものは、 生のいちじくとして販売することが難しくなります。 そこでハピネス農園では、 状態を確認しながら、 ドライフルーツやジャムなどの加工へ。 「見た目が整っていないから終わり」ではなく、 その実に合った次の役割があります。

生で届けるもの、加工するもの

収穫されたいちじくは、 すべてが同じ道を進むわけではありません。 形や大きさ、熟れ具合などを確認し、 生果として販売できるものは、 佐賀県内の道の駅や産直、地元のスーパーなどへ。 完熟が進んだものや、 表面に亀裂が入ったものなどは、 状態に合わせて加工へ回されます。 そのひとつが、 くらしのポトフで販売している 「佐賀県産 無添加ドライいちじく」です。

収穫して終わりではありません

取材を続けて分かったのは、 いちじくの仕事は 「育てて、収穫する」だけではないということ。 収穫した実を仕分け、 加工するいちじくを準備し、 乾燥させる。 乾燥した後にも、 計量や袋詰めなどの作業があります。 農園での仕事と、 室内での加工や袋詰めの仕事。 一袋の商品が完成するまでには、 いくつもの工程があり、 その工程にさまざまな人が関わっています。

今年は、よりやわらかな仕上がりに

私たちが今年のドライいちじくを食べて、 最初に感じたのが「やわらかさ」でした。 いちじくらしいプチプチとした食感を残しながら、 昨年よりもやわらかく、ソフトな仕上がり。 どうしてだろう。 ジョブクリエイトさんに伺うと、 昨年の経験をもとに、 今年は乾燥の仕上げ方を工夫されているとのことでした。 農産物は毎年同じではありません。 その年の実の状態を見ながら、 よりおいしく届けられる方法を考える。 そんな工夫も、 取材をして初めて知ることができました。

ひと袋の向こう側まで届けたい

店頭やインターネットで商品を見ると、 目に入るのは完成した一袋です。 けれど、その一袋ができるまでには、 畑の草を取る人がいて、 いちじくを育てる人がいて、 一つずつ収穫する人がいて、 実を仕分ける人がいて、 加工する人がいて、 計量し、袋に詰める人がいます。 私たちは農園を何度も訪ねるなかで、 その一つひとつの仕事を見てきました。 だからこそ、 ドライいちじくだけではなく、 その向こう側にある風景や人の仕事まで お客様へ届けたいと思っています。

佐賀から届く、無添加ドライいちじく

そのままおやつとして。 ヨーグルトやグラノーラと一緒に。 パンや焼き菓子の材料として。 チーズやナッツと合わせても。 噛むほどに広がるいちじくの自然な甘さと、 種のプチプチとした食感を、 ぜひ楽しんでみてください。 くらしのポトフではこれからも、 商品ができるまでの背景を実際に訪ね、 作り手の皆さんの仕事とともに 佐賀のおいしいものをお届けしていきます。