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ザノーネ(ZANONE)の新作を今すぐ確認!

公開日:2025/02/17 更新日:2025/02/17
土曜日は雪が降って今シーズ初の寒さを体感した 【でらでら】の林が名古屋よりお届けするメールマガジン。 先週は、2025秋冬の仕入れを行うために展示会周りをしてきました。 この瞬間が本当に楽しいなぁと思ったりするのですが(笑) これで僕たちのお店のラインナップが決まってしまいますので、緊張感をもって商品を選んでいます。有る意味、バイヤーとしてこの瞬間が一番楽しい、バイヤー冥利に尽きる瞬間でもありました。 パターン帳を見ながら生地を選んだり、 実際に新作を着て、サイズ感や見え感などを体感したりしています。 (写真をタップすると選んでいるブランドに飛びます) 今回は、 僕達【でらでら】がどのような点に注目して商品を選んでいるかを書かせて下さい!

仕入れ方針–僕たちが選ぶ「長く愛せる服」

僕たちは「大人の男性が長く着続けられる服」を軸に、セレクトをしています。ただ長持ちするだけの服ではなく、時代に左右されず、着るたびに愛着が湧く服。そのために、こんな視点で仕入れをしています。

長く着続けられるデザインか?

極端なデザインや奇抜すぎるグラフィックは、なるべく選びません。もちろん、遊び心のあるデザインがないと少し寂しいので、ピックアップすることもありますが、一度見たら飽きてしまうようなインパクト重視のアイテムは避けています。 シルエットに関しても同じ。 オーバーサイズすぎたり、極端に細身すぎるものは選びません。大人が着たときに「ちょうど良い」と思えるバランスを大切にし、その時代の流れに合わせてパンツのシルエットや着丈の変化を微調整しながらセレクトします。 ファッションは細かな違いを楽しむもの。だからこそ、微妙なサイズ感の違いも大事にしたいのです。 そして、生地。なるべく経年変化を楽しめるものを選ぶようにしています。服はただの消耗品ではなく、着続けることで体に馴染み、自分の一部のようになっていくもの。だからこそ、肌触りや風合いの変化も楽しめる素材を選ぶことを意識しています。

ファッションって楽しい!と思える品揃えを

長く着続けられる服だけを追求すると、どうしても黒・ネイビー・グレーといったベーシックカラーが中心になり、デザインもシンプルなものに偏りがちです。 でも、僕たちは「ウインドウショッピングのワクワク感」も大事にしたい。 普段はベーシックなアイテムを着る方でも、「ちょっと冒険してみたい」と思えるような華やかな色やデザインを、ほどよくセレクトしています。毎日着る服の中に、少しだけ遊びを取り入れられるような、そんな楽しさを感じてもらえたら嬉しいです。

時代の変化を楽しめるか?

ファッションには流れがあります。「時代に左右されない服」はもちろん大切ですが、だからといってトレンドを無視するわけではありません。 「気がついたら、ちょっと古臭い印象になっていた…」そんなことにならないよう、トレンドを意識しつつ、無理なく取り入れられるものをセレクトしています。 「これ、今年の雰囲気だね」と感じてもらえることも大事。 そして、それが自然とワードローブに馴染んでいくようなアイテムを揃えていきたいと思っています。 「このお店に来ると、何か新しい発見がある」 そんな風に思っていただけるように、これからも仕入れをしていきます。 長く着られる、でも新しさも感じられる。そんな絶妙なバランスの服を、セレクトしています。というわけで早速ですが、今シーズンの新作を紹介させてください!

ザノーネの新作について!

実は【でらでら】が始まった当初から、ザノーネは「絶対に取り扱いたい」と思っていたブランドでした。そして、あのCHIOTO(キョート)。スタンドカラーのニットジャケットの格好良さに惚れ込み、いつか店頭に並べたいと願っていました。 だからこそ、実際に取引が決まり、初めて入荷したときはワクワクさせてもらいました。その時に手に入れたニットジャケット、僕は今でも大事に着ています。たぶん10年は経っていますが、それでも時折袖を通し、変わらぬ魅力を感じています。良い服は、時間が経ってもその価値を失わない。それを、ザノーネは証明してくれました。
↑ まさに展示会で着用しているジャケットがザノーネのカシミヤ混になります ↑ 改めてブランドの話をすると、ザノーネは1986年にアルベルト・ザノーネによって創立された、イタリアの名門ニットブランド。2003年からはスローウェア(Slowear)グループの一員として(インコテックスもそのグループです)、より有名になりました。 そしてザノーネの最大の特徴は、徹底した素材開発と高度な編み技術。 コットン、リネン、ウール、カシミア、シルクなどの上質な天然素材を、独自の加工技術で仕上げることで、「長く着られる」「耐久性に優れた」ニットウェアを完成させています。 そんなザノーネの代表作こそがCHIOTO(キョート)。 今でこそ似たデザインのニットジャケットは多くのブランドが手掛けていますが、当時、このスタンドカラーとリブの組み合わせ、さらにミドルゲージの表情豊かな編み地を取り入れたニットカーデは、まさに革新的でした。 カーディガンといえば「おじさんの服」という胸元の開いたハイゲージで「ジャケットの下に着る服」というイメージを払拭し、「大人の男性が格好良く着られるニットブルゾン」として新しいカテゴリーを生み出したアイテムだと思っています。 当時の店舗マネージャーに長年来ていたチャコールグレーのCHIOTOを見せてもらったとき、素材が体に沿うように馴染み、ただの「ニット」ではなく、存在感のあるアウターのようなスタイルに仕上がっていました。 だからこそ、今も変わらず愛され続けているのではないかと。 良い服は流行に流されず、時を超えて価値を持ち続ける。 この長く着続けて品質を保つ極上のアイテムを作り続けるザノーネ。 だからこそ、僕は今も変わらず5ゲージのニットアイテムに注目したくなるのです。

ザノーネのコットンニットが入荷しました!

ニットと言えば、ウールじゃない?と思いますよね。 でも実は、コットンニットにしかない良さもあると思っています。ウールほどの保温性はないものの、コットンならではの丈夫さや取り扱いのしやすさは、日常使いには大きなメリットになります。 特に、通気性や吸水性に優れているため、春夏には快適に着ることができ、春先から秋口まで長いシーズン楽しめるのがコットンニットの魅力(アウターを使えば冬でも着ることが出来ちゃいます)。ウールのようにチクチクせず、汗をかいてもベタつかない。そんな良さもあるニットなのです。 そんなコットンニットの中でも、本当に表情が良いのがザノーネの5ゲージ クルーネックニット。 このクルーネックニットの最大の魅力は、5ゲージという絶妙な編み目の表情。 一般的に、コットンニットは細かい編み目のものが多いですが、あえて5ゲージのミドルゲージにすることで、立体的な陰影が生まれ、素材の豊かさが際立つ仕上がりになっています。この適度な厚みが、1枚でもサマになる立体感を生み出し、着るだけでこなれた雰囲気を演出。シンプルなのに、どこか洗練された印象になるのは、ザノーネならではのニットです。 さらに、このコットンニットはシルエットも秀逸。コンパクトな肩回りと程よくゆとりのあるボディラインが、大人の余裕を感じさせる絶妙なバランス。ボトムスも選ばず、チノパンやデニムはもちろん、スラックスと合わせれば、上品なカジュアルスタイルが完成します。 そして、このニットのもう一つの特徴は、経年変化を楽しめること。コットンならではの風合いの変化は、着込むほどに体に馴染み、まるでヴィンテージのような味わいを楽しめます。春先には1枚でさらっと、夏の夜には軽く羽織る感覚で、秋口にはジャケットのインナーに。まさに、「着るタイミングを選ばない、いつでも頼れる一着」です。 「ニット=冬」のイメージを覆す、大人のための春夏ニット。 ぜひ、その心地よさと洗練された表情は、着用した人だけが知っている1着ですよ。

あとがき

展示会をぐるぐる回っていてトレンドがはっきりと見えてきました。 どのブランドでも 圧倒的に見るのは、シャツジャケット。 これは、先日自分がYouTubeでお話しさせて頂いたので、 もし良かったら見て欲しいのですが、似たようなデザインのアイテムが沢山ありました。 僕達のYouTubeに飛びますが、一度見て頂けたら嬉しいです! また 展示会を廻っている動画を撮影出来ないかと考えていますので、 ぜひお待ち頂ければ嬉しいです。 というわけで、 まだまだ寒い中ですが、毎日新作が入荷しておりますので、 ぜひ【でらでら】をチェックして下さいね。 でらまた!

この記事を書いた人

林啓成(はやしひろなり)は、1952年創業の老舗紳士服セレクトショップ、株式会社林商店の代表取締役社長を務める傍ら、 ファッションバイヤー/スタイリストでありイタリアメンズアパレルのスペシャリストです。 イタリアブランドを中心としたメンズファッションの目利きとして、20年以上にわたりイタリアの一流ブランドの買付けと販売に携わってきました。 2002年にインターネット販売をスタート、2003年には楽天市場に「でらでら」をオープン。年に1-2回のイタリアでのバイイング活動を通じ、世界最大級のファッション展示会「ピッティ・ウオモ」への参加や、イタリアの工房でのバッグ・シューズ・ベルトなどオリジナルレザーブランドの開発を手がけ、タトラス、オロビアンコ、フィナモレなどの一流イタリアブランドとの深い関係を築き、日本市場における重要なパートナーとしての地位を確立しています。 メディア実績として、NHK「さらさらサラダ」のスタイリング担当やFM AICHI「FM AICHI DeraDera」のパーソナリティを務め、プロバスケットボールチーム「名古屋ダイヤモンドドルフィンズ」のスタイリングも担当。現在も、ヘッドコーチとチームスタッフにスーツ提供しています。 現在は「イタリア的な生き方を参考に、ファッションに興味を持つおじさんを増やすこと」をミッションに掲げ、YouTube「Octetチャンネル」での情報発信やコーディネート講座の開催など、精力的に活動を続けています。