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UL(ウルトラライト)ハイキングデビューにおすすめトレイルバムのバックパック5選

公開日:2026/06/16 更新日:2026/06/18
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  • 荷物を軽くすることで、山の景色が変わる——そう語るハイカーは少なくありません。一歩の軽さが行動距離を変え、疲労の質を変え、翌日の足取りを変える。その入口となるバックパック選びに迷ったとき、多くのULハイカーが参照するのがTRAIL BUM(トレイルバム)のラインナップです。Hiker's Depotオーナー・土屋智哉さんが主宰するHighland Design監修のもとに生まれたこのブランドは、シンプルさと軽さへの徹底したこだわりを、5つの個性的なモデルで表現しています。

    |TRAIL BUMの設計思想

    「数千キロ、数ヶ月の長距離ハイキングのためにつくられた」——これがTRAIL BUMの公式が語るバックパックの出自です。フレームなし、ウエストベルトなし(モデルによる)、不要な機能なし。余分をすべて削ぎ落とした設計は、「装備に頼るのではなく、使い手が工夫する」というULの哲学を体現しています。 一方で、「軽さと強度は引き換え」とも明言しています。完全防水を謳わず、耐久性より軽さを優先した部分がある。その正直さが、道具としての信頼感につながっています。各モデルは異なる問いに対する答えとして生まれています。どれが正解かではなく、自分が何を問いたいかで選んでみてください。

    |素材バリエーションの読み方

    同じモデルでも素材違いのバリエーションが展開されています。選ぶ前に整理しておきましょう。 【通常ナイロン(100デニールリップストップ)】 修理・カスタムがしやすい基本素材。軽さと扱いやすさのバランスが取れた選択です。 【スペクトラ(200デニール超高分子量ポリエチレン繊維)】 「地球上で最も強く軽い素材のひとつ」と呼ばれる繊維を織り込み、引き裂き強度を大幅に向上させたバリエーション。重量は若干増えますが、頻繁に使う人やタフな環境での使用を考える人に向いています。 【ALUULA(高密度ポリエチレン防水素材)】 カナダのALUULA社が開発した次世代素材。防水性能を持ち、半透明で中身が視認できるユニークな素材感が特徴。FABモデルのみ展開。 【ウルトラ200X(超高分子量ポリエチレン新繊維)】 BIG TURTLEのウルトラ200X版のみ採用。耐摩耗・耐衝撃性に優れ、ロールトップ仕様を合わせた上位グレードです。

    |5モデル詳細

    PICK①BIG TURTLE

  • 容量13〜19L・重量250g(通常版)。TRAIL BUMのラインナップで最もコンパクトで軽い入口となるモデルです。日帰りハイキングから日常使いまで幅広く対応し、「まずULの感覚を体で知りたい」という人の最初の一本として機能します。 スペクトラ版、ウルトラ200X版(320g・¥18,700)の3バリエーション展開。ウルトラ200X版にはロールトップ仕様が加わり、開閉の柔軟性と素材の堅牢さを求める人向けのグレードです。 こんな人に: ULの軽さを試してみたい入門者、日帰り登山が中心の人、デイリーバッグを兼用したい人。

    PICK②BUMMER(バマー)

  • 容量30L・重量370g(通常版)。TRAIL BUMを代表するモデルで、日帰りから1泊のテント泊まで対応します。ウエストベルトを廃止したミニマルな構造が、ULの哲学をもっとも純粋に体現しています。取り外し可能な背面パッド(52cm×25cm・約50g)を外せばさらなる軽量化も可能です。 スペクトラ版(430g・¥19,800)は耐久性を重視するヘビーユーザー向け。前面の大型メッシュポケット、耐UV設計のサイドメッシュポケット、底面の水抜き穴など、使い込んだ先にこそ分かる細部の設計が随所に入っています。 こんな人に: ULデビューの定番を探している人、日帰りから1泊まで幅広く使い回したい人。

    PICK③FAB(ファブ)

  • 容量25L・重量350g(スペクトラ版)。BUMMERをベースに背面を5cm短縮し、底面にカーブを加えることで5L容量を削減した設計です。BUMMERより一回り小ぶりになるため、体格が小さめの人や、30Lは大きすぎると感じる場面にフィットします。 さらに上位のFAB ALUULA(¥35,200)はロールトップ仕様で容量25〜30Lの可変に対応。防水性能を備えたALUULA素材の半透明な素材感は、このモデルにしかない個性です。 こんな人に: BUMMERより少しコンパクトなサイズが欲しい人、ロールトップで容量を調整したい人(ALUULA版)。

    PICK④LISSOME(リッサム)

  • 容量25L・重量190g・¥16,500。2026年春夏の新作で、TRAIL BUMラインの中で最も軽いモデルです。FABと同様にBUMMERをベースにした設計ながら、素材を70デニールのワッシャー加工ナイロンに変えることで極限まで重量を落としています。 190gという数字は、スマートフォン1台と同程度の重さです。「これだけ軽いザックに荷物を詰めたら、どんな山行になるか」——そういう問いを立てたいハイカーに向けたモデルです。カラーはチャコールとティールの2色展開で、バリエーションがシンプルなのもこのモデルらしいところです。 こんな人に: 徹底した軽量化を追求したい人、日帰り〜小屋泊で荷物が少ない人、素材の重さを意識し始めたUL上級者。

    PICK⑤STEADY(ステディ)

  • 容量40L(最大50L)・重量518g。TRAIL BUMのラインナップの中で唯一、パッド入りウエストベルトを備えたモデルです。テント泊装備一式を担ぐための実用的な容量と快適性を持ちながら、UL志向の軽量さも保っています。 「UL装備でテント泊を楽しみたいが、荷物の量をゼロには削れない」——そのリアルなニーズと向き合ったのがSTEADYです。連泊や季節装備が増えるシーンでもザック自体が軽い設計を保っているため、トータルの荷物重量を抑えやすい。スペクトラ版も展開しており、耐久性を求める人にも対応します。 こんな人に: テント泊登山を軽量装備で楽しみたい人、ウエストベルトで重量を腰に分散させたい人、連泊や季節の装備が多い人。

    |まとめ:モデルの設計の違いを掴む

    TRAIL BUMの5モデルは、それぞれが異なる問いへの答えとして設計されています。 最軽量を問うならLISSOME(190g)。BUMMERより少し小さくしたいならFAB。ULデビューの定番を選びたいならBUMMER。日帰りのシンプルな相棒ならBIG TURTLE。テント泊をしっかり支えたいならSTEADY。 「どちらを選ぶか」より「自分が山でどう歩きたいか」を先に問うことが、TRAIL BUMというブランドを正しく使いこなす第一歩です。

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