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ヨセミテを感じるノースフェイスのクライミングパンツ・コットンオックスが待望の復活

公開日:2026/10/23 更新日:2026/10/23
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  • クライミングパンツと言われて、まずグラミチを思い浮かべた方もいるかもしれません。 ひし形のガゼットと、一体型のベルト。 あの形はヨセミテのクライマーが1982年に作ったもので、いまも街で見ない日はありません。 ただ、同じ岩場から名前を取ったブランドがもうひとつあります。 ノースフェイスのロゴは、ヨセミテ国立公園にそびえるハーフドームの北壁です。 そのノースフェイスから、コットンオックスパンツが2022年以来約4年ぶりに戻ってきました。 今回登場したのはワイドとストレートの2型で、どちらも股下にガゼットが入っています。 今回は、ノースフェイスとヨセミテの関係、ガゼットが効く理由、前作からの変更点、そして2型の選び分けをまとめていきます。

    |今回紹介するアイテム

    |ヨセミテ生まれのクライミングブランド

    ノースフェイスの創業は1966年10月26日、サンフランシスコのノースビーチ地区です。 最初の店はロッククライミングとキャンプ用品を扱う小さな専門店でした。 ダグラス・トンプキンスとスージー・トンプキンス夫妻が、当時粗雑だった道具に対して、きちんと使える製品を出すために始めた店です。 ブランド名の「ザ・ノース・フェイス」は、北壁のこと。 北半球の山では、日が当たらない北側の壁が最も過酷なコンディションになります。 つまり社名そのものが、一番難しい面を指しています。 そしてあの3本ラインのロゴは、ヨセミテ国立公園のハーフドームの北壁をかたどったものです。 ここで面白いのが、クライミングパンツの代名詞であるグラミチも、同じ岩から名前を取っていること。 創業者のマイク・グラハムが仲間と「全員イタリア人のふり」をしてハーフドームを登ろうとしたときの、自分のニックネームがブランド名になりました。 同じ岩を見ていた2つのブランドが、それぞれパンツの答えを出している。 コットンオックスは、その片方です。

    |股下ガゼットが生まれた理由

    ガゼットとは、股下に入れるひし形の当て布のことです。 普通のパンツで足を大きく上げると、股の縫い目が突っ張ります。 クライミングでは足を腰より高い位置に置く場面が続くため、ここで動きが止まる。 1970年代のヨセミテで、ストーンマスターズと呼ばれたクライマーたちが困っていたのがこの一点でした。 グラミチのマイク・グラハムが答えを見つけたのは、功夫(カンフー)のズボンです。 ひし形の布を股に入れると、生地が引っ張られる方向が分散して、可動域が一気に広がる。 1982年に商品化されたのが、いまも続くダイヤモンドクロッチガセットです。 コットンオックスパンツにも、この股下ガゼットが入っています。 効いてくるのは岩場だけではありません。 テントの中でしゃがむ、車の運転席に座る、階段を2段飛ばしで上がる。 どれも股が突っ張る動きなので、日常のほうがむしろ回数は多いはずです。
    生地はコットンオックスストレッチ。 綿95%にポリウレタン5%を横糸の一部へ混ぜた構成で、はっ水加工が入っています。 UVプロテクトはUPF50+、紫外線カット率95%以上です。 2022年秋冬まで展開されていたコットンオックスライトクライミングパンツも、綿95%・ポリウレタン5%でした。 混率はそのままに、はっ水とUVプロテクトが加わった構成です。 さらに前の世代にあたるコットンオックスクライミングパンツは綿81%・ポリエステル14%・ポリウレタン5%だったので、化繊が抜けて綿に寄る流れは前作の時点で完成していたことになります。

    |ワイドとストレートの差

    生地・股下ガゼット・はっ水・UPF50+・サイズ展開(S〜XL)・カラー3色は共通です。 2型の違いは、シルエットとウエストの2点に集約されます。 重量差は30g、価格差は1,100円。 つまり選ぶ基準は、性能ではなくシルエットとウエストの好みになります。
    サンデーマウンテンではブラックとアスファルトグレーの2色をセレクト。

    |コットンオックスパンツ

    コットンオックスパンツ(NB82633)は、ワイドフィットにウェビングベルトを合わせた1本です。 ウェビングベルトは、いわゆる一体型のベルト。 別でベルトを用意しなくていいので、着替えの荷物が1つ減ります。 締め具合をその場で変えられるため、行動中に緩めたり、座るときに逃がしたりが片手でできます。 ワイドフィットは、ガゼットとの相性がいい組み合わせです。 太もも回りに余裕があるぶん、高い位置に足を置いても生地が肌に張り付きません。 サイドポケットは深めに取られています。 しゃがんだときに中身が落ちにくいので、鍵やスマートフォンを入れたまま作業する使い方に向きます。 キャンプや岩場のように、しゃがむ・またぐ・登るが続く場面ではこちらが噛み合います。

    |コットンオックスストレートパンツ

    コットンオックスストレートパンツ(NB82634)は、ストレートシルエットにウエストゴム+スピンドルを合わせた1本です。 こちらの見どころは、膝のダーツです。 ダーツは生地をつまんで縫い、立体的な形を作る手法のこと。 膝の位置にあらかじめ曲がった形を仕込んでおくと、脚を曲げたときに膝裏が突っ張りません。 ストレートは太もも回りの余裕がワイドより少ないぶん、可動域を膝の造形で補っている構造です。 ウエストはゴムとスピンドル。 ベルトを通す手間がないので、着脱はこちらのほうが速くなります。 ウェビングベルトのように外から締め具合が見えないため、シャツを出しても腰回りがすっきり見えます。 通勤や旅行、スニーカーとの合わせを主に考えるなら、こちらから入るのが自然です。

    |1本目に選ぶなら

    生地も機能も同じなので、初めての1本はシルエットで決めるのがおすすめ。 旧コットンオックスライトクライミングパンツのシルエットが気に入っていた方なら、NB82634のコットンオックスストレートパンツ。 細身ながら膝のダーツで動きやすく、スピンドルで調整できるウエストはストレスフリー。 街で穿く時間が長い方、手持ちのスニーカーやローファーに合わせたい方もこちらが収まります。 トレンドライクな太めのシルエットが好みなら、NB82633のコットンオックスパンツ。 ウェビングベルトは通常のベルトと同じ感覚で使えるうえ、腰の位置を自分で決められます。 アウトドアで穿く時間が長い方も、可動域と収納の面からこちらです。

    |今回紹介したアイテム

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