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獣医師も薦めるトライプとは?ペットに与える効果は?

公開日:2026/01/18 更新日:2026/01/18
現在、ドッグフードとして注目を集めているグリーントライプをご存知でしょうか? トライプとは、国や地域によって定義が異なりますが、一般に牛、羊、山羊、鹿、ラクダなどの反芻(はんすう)動物が持つ複数の胃を指します。 そして、その中でも、牧草だけを食べて育った動物の漂白・洗浄されていない胃をグリーントライプと呼び、現在、獣医師やペット先進国の注目を集めています。 それでは、なぜドッグフードとして注目されているのでしょうか。

グリーントライプが注目される理由

そもそも犬は肉食動物であり、彼らの祖先であるオオカミは、草食動物の内臓を好んで食べます。 なぜなら、草食動物の内臓には、彼らが自分自身で作り出すことのできない、豊富な栄養素が含まれているからです。 つまり肉食動物は、不足している栄養素を草食動物の胃や腸を食べることで補い、栄養バランスを保っているのです。 このことは、同じ肉食動物である犬にも共通しますが、愛犬に草食動物の内臓をそのまま与えることは難しいでしょう。 そこで注目されるようになったのが、ドッグフードとして販売されているグリーントライプなのです。 では、具体的にグリーントライプには、どのようなメリットがあるのでしょうか。

グリーントライプに含まれる栄養素

グリーントライプは、愛犬にとって有益な様々な栄養素を含んでいます。 その一部をまずはご紹介したいと思います。 グリーントライプには、例えば、プロバイオティクスや必須脂肪酸(オメガ6、オメガ3など)といった有益な栄養素が多く含まれています。 プロバイオティクス(乳酸菌)には、腸内環境や免疫の向上、アレルギーの抑制に対する効果、また、体内では作成できない栄養素である必須脂肪酸には、免疫、保湿やアレルギー抑制の効果が期待できます。 そして、他にも、消化吸収を促す消化液や消化酵素、エネルギー源になる有機物、ブドウ糖やタンパク質(アミノ酸)、さらに、健康維持に欠かせないミネラル、水溶性ビタミンやビタミンKなども含まれています。 このように、グリーントライプには、体内のみでは得られない栄養素など、様々な有益な栄養素が含まれています。 そのため、グリーントライプを食べることによって、たくさんの良い効果が得られるのです。

グリーントライプによる効果

次に、グリーントライプによって得られる効果について詳しくみていきます。 ◆腸内環境を整える グリーントライプに含まれているプロバイオティクスは、腸内環境のバランスを整える役割を担ってくれます。 腸内の健康を保つことは、病気や不調の予防にもつながります。 ◆免疫の向上 免疫とは、体内に侵入したウイルスや病原体を追い出す仕組みです。 免疫細胞を作るためには、タンパク質、ビタミン、ミネラルなどの栄養素が必要になりますが、グリーントライプはこれらを豊富に含んでいます。 免疫力が上がると、病原体に対する抵抗力が強くなり、病気にもかかりにくくなります。 ◆皮膚の健康維持 犬は毛が体の大部分を覆っているので、人間よりも皮膚が薄く、デリケートです。 そのため、乾燥や外部の刺激から皮膚を守るために、皮膚の健康管理が重要になります。 その方法の一つとして、保湿効果があるオメガ6を含んだグリーントライプをあげることが挙げられます。 ◆丈夫な体をつくる 獣医師によれば、丈夫な筋肉を作るためには、タンパク質が重要であり、丈夫な骨を作るためには、カルシウムの他にビタミン、ミネラルをバランス良く摂ることが大切だそうです。 グリーントライプには、これらの栄養素も含まれており、丈夫な体づくりにも役立ちます。 ◆食欲アップ さらに、グリーントライプは食欲アップにもつながります。 というのも、グリーントライプは、愛犬たちの食欲をそそる独特な匂いを放っているのです。 実際、私の愛犬もグリーンとライプの袋を開けた瞬間から興味を持ち、あげてみるとあっという間に食べてしまいました。 しかし、愛犬にとっては食欲をそそる良い匂いであっても、人間にとってはとても臭く、苦手な方にとっては、グリーントライプのデメリットの一つと言えます。 そこで、グリーントライプのデメリットとその対策についても説明しようと思います。

グリーントライプのデメリットと対策

◆匂い 先ほども書いたように、グリーントライプには独特な匂いがあります。 未加工であればあるほど匂いが強いです。 この匂いは加熱すると少し収まるのですが、その分栄養素も失われてしまいます。 そこで、ある程度匂いを抑え、栄養素の減少も最小限に留めたい方には、フリーズドライやエアドライ製法の商品をお勧めします。 フリーズドライとは原材料を冷凍し、そのまま乾燥させる製法であり、エアドライとは原材料を低温でゆっくりと乾燥させる製法のことです。 両者とも熱の影響を大きく受けないので、未加工のものと比べて匂いを抑えることができ、栄養素の損失も最小限に抑えることができます。 ◆寄生虫 また、未加工のグリーントライプの場合、寄生虫などの心配もあります。 しかし、この点もフリーズドライやエアドライによって低温調理された商品であれば、100%ではないですが、リスクを抑えることができます。 また、犬に比べると、人間は寄生虫などに対する耐性が弱いので、グリーントライプをご自身で切る際には、別の包丁とまな板を用意するなど工夫をしてみると良いと思います。

最後に

以上のように、グリーントライプは、食欲をそそるだけでなく、様々な恩恵をもたらしてくれます。 匂いなどのデメリットもありますが、それを超えたメリットを得ることができると思います。 ただ、未加工のグリーントライプは衛生管理なども大変なので、まずはフリーズドライやエアドライで製造されたグリーントライプをあげてみることをお勧めします。 また、その際には、商品説明をよく読んで、愛犬の体調を見ながら少しずつあげてみてください。 最後に、ニュージーランドの放し飼いで育った羊の肉やトライプを原料としたドッグフードをご紹介します。 ぜひ、参考にしてみてください。