ようこそ 楽天市場へ

猫を背負った便利屋さん(十)

公開日:2025/10/16

第十章:決意の夜

白石、浩介、そして情報提供者として加わった柴田。三者での作戦会議が浩介のアパートで開かれた。 「シンギュラリティが、明後日、港区の倉庫で“特別な輸送”を行うらしい」柴田が地図を広げる。「中身は、新たな“実験候補”の動物たちだ」 「内部から流れてきた情報と一致します」白石がうなずく。「ここを動画で記録し、中継できれば。彼らの非人道的行为を世に問う足がかりになります」 役割分担が決まった。白石は外部での情報統括とメディアへの橋渡し。柴田は警察内部の動静の監視と、万一の時の救出策応。浩介とクロは、倉庫に潜入し、内部の様子を記録する。 「クロの共感能力が、動物たちの居場所を特定する手がかりになるかもしれません」白石はクロを見つめた。 浩介は、傍らでリュックの拡張テントの中で耳を澄ませているクロを見下ろした。 「危険は承知だ」 「もちろん、このリュックは、君たちの命綱だ」柴田が言った。「軽量で動きやすい。しっかり固定できる。拡張すれば隠れ家にもなる。 その機能と、この目立つ色を最大限に活かせ」 夜更け、二人が帰った後、浩介はオレンジのリュックを手入れした。汚れを拭い、ストラップの緩みをチェックする。 「よし、完璧だ」 彼は呟くと、クロをリュックに入れ、前抱きモードで抱きかかえた。クロが、ごろりと喉を鳴らす。 「行くぞ、クロ」 決意の夜は、静かに更けていった。

🐾 購入特典のお知らせ

ただいま本ページをご覧いただいた方限定で、 新作ペットキャリーバッグが 10%OFF! ✨ 名額限定・先着順 ✨ クーポンをご利用の方は、早めのご購入がおすすめです。 ※予定枚数に達し次第、配布終了となります。

おすすめ!😺